なないろのーと 2 (ページ9)

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Side Junta ～2013.12～

黙っとけ、なんて言われたけど

相方やし、照史が呼ばれてないわけなくて

2人で他に呼ばれたメンバーを予想する。

多分、女の子を今推したいらしい事務所的に、ななは絶対外されない。

橙「俺らと、なな？」

「今わかってんのはな」

橙「B.A.Dと女の子1人って、」

「あと7WEST呼ばれてるかなと思ってんけどさ、小瀧が出られへんから、」

橙「そっか、濱ちゃんとか、文ちゃんとかは？」

「呼ばれてて欲しいけど、な、」

考えても正直答えなんて出なくて、まあ当日のお楽しみかーって。

そんな気持ちで、ちょっとワクワクした気持ちでいたのに

橙「、え？」

当日新大阪の駅で集まったのは俺ら3人に、

重岡と小瀧

.............だけ。

どういうこと？

小瀧出られへんやろ、

7WEST、半分だけやん

その場にいる5人全員にハテナが浮かんで

でも、そんな俺らに気づかないフリした全体マネージャーが

マネ「新幹線の時間すぐなんで、とりあえず乗って。詳しくは着いたら向こうで説明あるから」

それだけ伝えて俺らを新幹線に押し込む。

5人横並びで取られていた指定席

照史、俺、なな、そして、小瀧、しげ

全員が、これはどういう集められ方なんやって

口には出さへんけど、多分考えてる

橙「淳太くん、これって、ほんまにただカウコン呼ばれただけなんかな」

「小瀧おる時点でもうそれは有り得へんやろ」

橙「、せやんな」

なんでか照史とも気まずい空気が流れるし

ほんま、誰やねんこのメンバー決めたやつ

『淳太くん、』

「ん？どうした？」

『大丈夫、ですよね、』

不安げに問いかけるなな

ただでさえカウントダウン初めてやーって緊張してんのに

「大丈夫や、きっと。」

何かおかしい、そんな不安は俺も一緒で

ななの緊張をどうにかしてあげたいのに

俺の口から出た大丈夫は、あまりにも情けなくて。

大丈夫って、俺も思いたいだけやねん

そう、自分にも言い聞かせた

東京に着けば忙しなく動くマネージャーに連れられて

一旦、全員で事務所に連れていかれた。

そこには普段見かけないような会社の上の方の人もいて

瞬時にヤバい、そう思った

“ 君たち5人で、ジャニーズWEST5、来年のデビューが決まった ”

頭が真っ白になるって、きっとこういうことを言うんやろうな

嬉しいねん、デビューが決まって

でも、なんで、なんで5人なん