甘い日常 (( 永瀬 廉 ))

30: 至福の時。 ページ30

今日でようやく長かった東京での舞台公演が終わった。








2ヶ月ぶりに大阪へ帰れる。





やっとやっとAに会えるんや。








新幹線に乗ったら、すぐにトーク画面を開いて







廉 : 今新幹線乗ったで







と一言だけ送る。







コートを脱いでくつろぎ始めた頃に通知画面が光る。








A: 新大阪で待ってるね









胸が高鳴る。






早く会いたい、抱き締めたい。









数時間後、新大阪に着いたことを告げるアナウンス。






新幹線を降りて、1人キャリーを引いて改札を出ると、見覚えのある後ろ姿が見えた。








『 …A？』






声をかけると、その後ろ姿が振り返って







「 廉 ！ 」







そして俺を抱き締めた。








甘い香りでいっぱいになる。






今まで頑張ってきた俺への、何よりの至福の時。









「 おかえり、廉っ … 」






腕の中で涙を溢すAを、さらに強く抱き締めて







『 …ただいま、ずっと会いたかったで？ 』








そう言って、Aの頬に唇を押し付けた。








此奴がおるから、頑張れた。









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ジャニワ千秋楽！！



お疲れ様でした(^^)

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