【アンナチュラル】中堂班にはもう一人いるそうです 【男主】

名もなき毒　4 ページ5

Aが落ち込んでいると神倉が戻ってきた



神「死因どうなりました?」


三「まだ分かりません｡薬毒物検査の結果を見てから」


神「高野島さんのご両親が妙な話を聞いたって連絡くれたんだけどね」



持っていたタブレットを机に置くとそれを見る為に東海林や久部､Aがゾロゾロと立ちあがり画面を覗きこむ



神「この人､敷島由香さん｡高野島さんと組んで仕事してた外部のデザイン会社の人らしいんだけど」


三「ゆかりん?」


東「かわいい〜」


久「あんまり好みじゃないですけど」


東「好み聞いてな〜い」


久「すいません」



写真を見ながら口々に口を開くのをAは見守っていた



三「この人が」


神「突然死したって｡それも高野島さんが亡くなった翌日」

神「一人暮らしの部屋で亡くなってて外傷はなくて部屋に不審な点はなく警察は事件性はないと判断｡ご遺体は解剖されないままご遺族に返された」


三「高野島さんと全く同じ」


東「偶然にしては出来過ぎ」


久「連続毒殺事件……だったりして」



ボソリと呟かれた久部の言葉に反応したのは三澄だった



三「ゆかりんのご遺体調べに行きましょう」

三「死体が灰になる前に」

名もなき毒　5→←名もなき毒　3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す