死にたがりの手紙 12 ページ25
「「「『乾杯』」」」
とある居酒屋で4人の声が揃う
ラボを後に三澄からのお詫びとお礼という事でやってきたのだ
東「それにしても本当に災難だったよね」
久「思いっきり人事じゃないですか」
東「他人事だも〜ん」
三「まぁまぁ…食べよっ」
『いただきます』
他愛も無い会話をしながら食事を終えお酒も進む中、何杯か飲み若干目の座った東海林がAの方を凝視し始めた
『夕子さーん笑そんなに俺を凝視しても何も出ないよ』
東「Aがなんでモテるのか分かんない｡7Kの仕事してるし極度の甘党だし手袋なんかしちゃって中二病っぽいのになんで」
『凄く傷付くんだけど｡7Kの仕事してるのはここにいる4人は全員そうだし極度の甘党はまぁいいじゃん』
生ビールを水の如く飲みながらニコニコした笑顔で東海林に返すA
そんな2人を見ながら三澄と久部はあることを思い出した
＿＿＿＿
『いやいたが正しいのかな、一般的には…亡くなったの』
＿＿＿＿
トラックごと水の中へ沈められた時に言っていたAの言葉
内容を聞く前に助けられた為､有耶無耶になっていた事
デリケートな話なので聞くか聞かまいか悩んでいるとAの声に意識を浮上させる
『あら､夕子寝ちゃった』
ジョッキを握ったまま机に頬をつけ眠っている東海林を前に頬づえをつきながら飲むA
そんな姿に思わず笑みを零す2人にAが話をする
『そういや､俺の奥さんの話途中になってたけどそれ聞く?』
「「!?」」
久「聞きたいです」
まさか本人からそう訪ねられるとは思っていなかった為一瞬同様をするがすぐに久部が返事をする
『いいよ｡あっまず1個訂正することがあって奥さんって言ったんだけど詳しくは未来の奥さんだったって』
『プロポーズした翌日に亡くなっちゃって婚姻届は出せなかったんだ』
Aはそう言いながら一度も外す所を見た事の無かった手袋を外し､そして首の後ろに手を回し何かを外す仕草をするとその手にはネックレスが握られていた
ネックレスには十字架とシルバーの指輪
そしてAの左手の薬指にもシルバーの指輪がはめられていた
『手袋の理由は指輪をはめてたら凄い質問されて面倒くさかったから｡外したらいいと思うかもしれないけどどうしても外したく無かったんだ』
はめた指輪を撫でる彼の瞳は酷く悲しそうだった
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天魔神(プロフ) - 青龍 葵さん» 大変お待たせしました!!本日更新しました (2018年9月14日 17時) (
レス) id: aed4fff229 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - 更新はされないんでしょうか？ (2018年9月7日 15時) (レス) id: e202ca34d9 (このIDを非表示/違反報告)
天魔神(プロフ) - Ayameさん» ありがどうございました｡修正させていただきます (2018年3月22日 14時) (レス) id: aed4fff229 (このIDを非表示/違反報告)
Ayame(プロフ) - すみません10でした。「今月は出ませんでした〜」と「遺体が集まるといえば〜 」は中堂さんではなく木林さんのせりふです (2018年3月22日 2時) (レス) id: dda21d32b5 (このIDを非表示/違反報告)
天魔神(プロフ) - Ayameさん» どこが違うのか教えていただいてもよろしいでしょうか？ (2018年3月22日 2時) (レス) id: aed4fff229 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天魔神 | 作成日時：2018年3月20日 20時
