昔の2人 小学生一年生 ページ5
爆豪家と日向家は元々近所であり､両家ともに名門とはいかないまでもそれに等しいくらい優秀な家柄である
小さな頃から同じように作法や武術を習わされた二人は喧嘩することなく寧ろ仲が良かった
そんな二人は揃って同じ小学校へ入学をする
両親は後程来るという事で仲良く手を繋いで登校をしていた
「貴方､学校楽しみね」
「別に､だ｡お前が居ればどこでも楽しいだろ」
「ふふっ､そうですね｡私もです」
齢7歳とは思えない程落ち着いた会話を交わす
勝己は言葉だけを聞けば素っ気ないさを感じるが手はしっかりと繋がれ歩く速度もA似あわせている｡おまけに自分が歩く方向は道側で家側の方をAに歩かされている
「おばさん､ちゃんと時間通りにくるかしら」
「お前のとこの両親がいるからちゃんと来るだろ」
心配そうにいうAに幼い顔で優しく微笑みながら返す爆豪
そんな二人を通行人達は和やかに見守っていた
年の割に言葉数は少なく長い沈黙が続いていたがお互い気にすることなくあっという間に学校へ着く
玄関へ着くと先生が待っており挨拶をされる
「おはようございます」
「おはようございます」
「おはようございます｡先生」
「A」
「はい」
Aが返事をすれば持っていた鞄を渡し靴を脱ぎ先に上履きを履く
先生は何か誤解をしたようで注意をしようと口を開こうとする前に爆豪は2つの鞄を持ち立ったままのAの元へ向かう
「ありがとう」
「いいえ」
仏頂面でお礼を言う爆豪にAは可愛らしく笑えば爆豪はつられて歳相応の笑顔を見せると自分の鞄とAの鞄を片手で器用に2つ持つとあいた左手をAに差し出す
Aは躊躇なくその手に右手を重ねると靴を脱ぎ左手に靴を持つ｡そしてエスコートするように下駄箱へ向かい靴を入れたAに上履きを渡し履かせここでやっと荷物を1つ返す
そして2人は教室へ向かったが先生は見逃さなかった｡Aは爆豪をたてるように半歩後ろで歩き出そうとしたが爆豪が隣に並ばせたことを
玄関から入ってからの一連のやり取りは長年連れ添った夫婦のように阿吽の呼吸で行われた
そんな二人をみて先生は将来とても良い夫婦になるだろうと確信をした瞬間だった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 23人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
天魔神(プロフ) - みかんさん» そうなんですよ!せめて番外編だけでも二人を幸せにしたくてつくっちゃいました!!ぜひご愛読おねがいします(≧∇≦) (2018年4月26日 22時) (
レス) id: aed4fff229 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 新しいのが出てる…！！！二人は小さい時から仲良しだったんですね(^^)最後は二人とも幸せになれて良かったです (2018年4月26日 19時) (レス) id: 4389491407 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：フラミンゴ x他1人 | 作成日時：2018年4月25日 3時
