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壱馬から逃げてきちゃった・・・
好きだったはずの手
すごく嫌だった
私以外にもあの手で触れたの?
私以外にも愛を囁いたの?
涙が溢れて止まらない
リク「A!やっと見つけた・・・」
A「りく、さん、・・・」
リク「どうしたの?」
A「なんでも、ない、です・・・」
リク「壱馬と、なにかあった?」
A「・・・・・・」
リク「そっか。聞いてないからAは独り言でもいいから言いたいこと言いな?」
優しい・・・
A「壱馬がデビュー前に付き合ってたっていう元カノさんに会ったんです。それで、色々言われて、夜も考え込んじゃってたら寝れなくて・・・。さっき壱馬が手を伸ばしてきた時に、他の女の人を触った手で触って欲しくなかった・・・」
リク「これは俺の独り言なんだけどね、Aは嫉妬しちゃったんじゃないかな?過去は変えることは出来ないけど、今もこれからも壱馬はAだけだと思うよ。それにそれはAもでしょ? 」
A「嫉妬・・・」
あぁ、そっか。私、嫉妬してたんだ
A「リクさん、ありがとうございます・・・」
リク「俺はなーんにもしてないよ。ただAと壱馬のことが大好きで応援してるだけ」
A「リクさん、大好き」
リク「俺もだよ。かわいいかわいい妹。おいで、リクさんが抱きしめてあげる」
優しい笑顔で手を広げてくれるリクさん
迷わず飛び込んだ
すっぽりと包み込んでくれるその優しさ
私の、私たちのお兄さん
ありがとう
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Cham(プロフ) - 一気に読んでしまいました! (3月23日 14時) (レス) @page43 id: e34f1ff6f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カエ | 作成日時:2023年9月22日 21時