〇その後のこと ページ20
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無事にストーカーは捕まった
警察の方からの事情聴取を終え、壱馬の家に帰った
壱馬「はい、ミルクティー。」
A「・・・・・・ありがとう」
私の好きな銘柄で、ミルクたっぷりのミルクティー
A「おいしい・・・」
壱馬「よかった」
2人で黙ってソファーに座っていた
後から警察の方から聞いたけど、ストーカーの方が持っていた鞄にナイフが入っていたらしい
もし、今日壱馬と一緒にいなかったら
もし、壱馬がコンビニに行こうって言わなかったら
私はどうなってたんだろう
壱馬はどうなってたんだろう
怖くて震えが止まらない
ギュッ
A「壱馬、?」
壱馬「怖かったな。よく頑張った」
A「・・・ギュウッ」
温かい壱馬の体に包み込まれて、無性に安心した
壱馬の匂い、体温、鼓動
全てが心地よかった
A「助けてくれてありがとう」
壱馬「当たり前やろ?やって、俺、Aだけのヒーローやもん」
その一言で昔のことを思い出した
−数年前−
初めてのホールツアーの初日
いつも通りにウォーミングアップして、ステージに上がった
順調に進んでいく中、事件は起こった
ライブ終盤に差し掛かり、客席で煽っていると、ファンの方が私に向かってなにかを投げた
その瞬間はまるでスローモーションなんじゃないかって錯覚した
やばい、当たる
そう思った時、
たまたま立ち位置が近かった壱馬が私のことを抱き寄せてくれて当たらなかった
投げてこられたものは硬い筒のような物体だった
壱馬「大丈夫か?」
A「ぅん、ありがとう」
壱馬「近くおるから、最後まで頑張ろ」
A「うん」
マイクを通さずに少し話し、何事も無かったかのようにライブを続けた
ライブが終わってから壱馬は私に怪我がないかすごく心配してくれた
A「大丈夫だよ。壱馬が助けてくれたおかげだね。ありがとう。壱馬は私のヒーローだね」
壱馬「Aだけのヒーローになる。やからずっと傍におって」
A「もちろん!」
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人間(プロフ) - ちぇるさん» 何個でもリクエスト送っちゃってください💞新年会ぜひ書かせて頂きます🎀✋🏻素敵なリクエストありがとうございます! (6月6日 15時) (レス) id: 6353896e64 (このIDを非表示/違反報告)
ちぇる(プロフ) - 更新嬉しすぎます😭💗ランペのフリーダム新年会のお話できたらお願いします🙇♀️主さんの小説好きすぎてリクエスト何個も送っちゃいそうです、、w更新楽しみにしてます‼️ (6月5日 18時) (レス) @page30 id: 4a0d3ce7f7 (このIDを非表示/違反報告)
人間(プロフ) - Fk Noaさん» 嬉しいコメントありがとうございます😭♡頑張ります✊🏻 ̖́- (5月12日 11時) (レス) id: 6353896e64 (このIDを非表示/違反報告)
Fk Noa(プロフ) - コメント失礼します!めちゃくちゃ好きです!更新頑張ってください!! (5月10日 18時) (レス) id: 36d7abe5bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カエ | 作成日時:2023年3月27日 15時