シスコンの日常 Part3

〇挨拶 ページ16

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玲於side


急に連絡が来て、急遽ご飯に行くことになった


目の前にはいつもの落ち着きはどこ行ったってくらい挙動不審な壱馬


玲於「とりあえずなんか飲む？」

壱馬「あ、そうですね、俺、ウーロン茶にします」


酒飲まないなんて珍しい

なんか話したいことでもあるのか？

なんて思いつつ、俺もウーロン茶を頼んだ


玲於「乾杯」

壱馬「お疲れ様です」


暫くの沈黙


壱馬「あの、今日、急にお誘いしてしまって、すみませんでした」

玲於「別にいいよ。暇してたし」

壱馬「それで、お話、したいことがあって･･･」

玲於「うん」


話があると言った割にはなかなか言わない壱馬

ほんとどうしたんだ？


壱馬「あの、えっと･･･」

玲於「ゆっくりでいいよ」


そう言うと深呼吸した壱馬

よく分からなくて注文していた枝豆を口に入れた瞬間

壱馬「Aをください！！」

玲於「ﾌﾞｯゴホゴホ」


勢いよくそんなこと言われたせいで枝豆が気管にはいった


壱馬「大丈夫ですか！？水飲んでください！」


大丈夫ですかって誰のせいだと･･･


壱馬「驚かせてしまってすみません。でも、俺、本気なんです。本気でAのことが好きなんです」


余りにも真っ直ぐな目


ああ、壱馬になら･･･


Aのこと


任せてもいいかな


玲於「俺の大事な妹って分かってるよな？」

壱馬「もちろんです。玲於さんがAのこと大切にされてるのもわかってます。だからって、Aを諦める理由にはならないです」

玲於「傷つけたらどうなるか分かってるよな」

壱馬「俺がAのこと守ります。傷つけません。Aのことが何よりも大切なんです」



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