月とオオカミちゃんには騙されない② (ページ32)

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あ

壱馬「俺の前くらい我慢せんでええから。俺の前で強がらんでええで」

A「か、ずま」

壱馬「いっぱい泣いてええから」

壱馬の腕の中でひとしきり泣いたA

壱馬「落ち着いた？」

A「うん、ありがとう」

A「もう終わっちゃう･･･」

壱馬「終わりたくない」

A「私も･･･」

壱馬「A、しばらく会えんくなってまうけど、すぐ戻ってこれるからな。俺が絶対戻す」

A「うん、信じてるね」

壱馬「A、好き。戻して告白するから大人しく待っとって」

A「これだけ許してね」

Aはそう言うと、背伸びをして壱馬の頬にキスをした

A「好きだよ」

壱馬「えっ、ちょ///」

A「バイバイ壱馬」

壱馬「A待って」

そう言った壱馬はAの頬に優しくキスをした

壱馬「お返し」

A「っ///」

壱馬「照れてる」

A「バかずま」

壱馬「ﾌﾊｯ、かーわい」

A「もう！バイバイ！」

壱馬「Aが戻ってくるの待ってるからな！」

A「うん！」

歩き出したAの背に向かって

壱馬「A！大好きやで！」

と叫んだ

Aは振り向くことなく歩いた

あ