続き ページ5
「……狂歌乱奏！急急如律令！！！」
あれ？
何も起きない？
「……はぁ。勘弁しろし。呪力が出てねぇ。」
「あ！あはは、そうだったそうだった。」
泣かなきゃいけないんだよね？
すっかり忘れてた…恥ずかしい…。
でも、
「泣けるかな…。」
「！」
最後に泣いたのは、あの二人にされた時だし。泣くって難しい…。
「俺が泣かせてやろうか？」
「……え？」
神威が近づいて来る。
「お前がどうすれば泣くかなんて知っている。氷鉋と聖丸がしたのと同じことをすればいいんだろ？違うのか？」
「……はぁ⁉」
同じこと⁉何を言い出すか！！
「ふざけないで！そんな冗談はいらないから！」
「ふざけてなんかいねぇし。お前が泣かなきゃ話にならねぇんだ。黙って泣いとけし。」
な⁉
私と戦うためなら手段を選ばないつもり！？
「って！来ないで！これ以上近づいたら…！」
そう言っても、お構い無しに進む神威。
また、あの時の恐怖を思い出す。
怖い…怖い…怖い！
「っっ！狂歌乱奏！！急急如律令！！！！！」
((ゴウッッ
「！！」
((ズシャァァァァ！
「……え？」
神威が吹き飛んだ…？
何で…。
「……あ、涙…。私泣いてたの？」
恐怖を思い出して、泣いたの？
「……いい……いいぞ‼やっとここまできたか。」
「か、神威？」
「それがお前の技…叫び声だけで俺を飛ばせるなんて……やるな…！」
「もしかして、さっきのは私を泣かせるための嘘？」
「……そうなるな。」
「もう！！本当に怖かったんだから！」
「しゃべってねぇで構えろし。」
((ゴウッッ！
神威が力強く跳んできた。
イメージ……！
「はぁ！！」
神威に向かって手を構えると、ピアノの鍵盤が吹き出した。
「！」
神威は一瞬驚きつつも、かわしきった。
「(やっぱり全部かわした！)これならどうっ⁉」
イメージして出現させた太鼓を思いっきり叩いた。すると音波が私だけを通り抜けて広がった。
((ウォンウォンウォンウォン……！！
空中で神威が動けなくなった。超音波でからだが小刻みに震えている。
それを見逃さず、神威を足蹴して地面に叩きつけた。
((ズドンッッ！！
「…クククッ、楽しすぎるな。お前やっぱりいいぞ…！」
「話してないで構えたら⁉」
指揮棒に見立てた武器を振りかざす。
が、神威に掴まれた。
「お前今楽しいか？」
「…少しだけ楽しいかも。」
「なら今日はここまでだな。楽しみはとっておけ。」
「…わかった。」
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どすこい(プロフ) - 双星大好き星人！さん» ありがとうございますなんて…！！こちらこそ読んで頂けて嬉しいです！！＼(^^)／楽しく作れたのでよかったです！ (2017年5月19日 18時) (
レス) id: c4d9b95dd0 (このIDを非表示/違反報告)
双星大好き星人！ - 神威推しなのでよんで見ましたが、めっちゃいい話じゃないすか！作ってくれてありがとです！ (2017年5月19日 15時) (レス) id: e93e803af6 (このIDを非表示/違反報告)
由良 - えっ��(ﾟДﾟ)生きてたら嬉しいす☆ネタバレ大好き♪( ´▽｀) (2017年5月4日 15時) (レス) id: 32c85edbc7 (このIDを非表示/違反報告)
どすこい(プロフ) - 由良さん» 本当に神威は死んだんでしょうか…？ネタバレになったらすみません！(T^T) (2017年5月4日 12時) (レス) id: c4d9b95dd0 (このIDを非表示/違反報告)
由良 - すみません。気になります！！です。 (2017年5月4日 11時) (レス) id: 32c85edbc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どすこい | 作成日時：2017年3月28日 15時
