382話 ページ45
巴「このままずっと、人を殺め続けるつもりですか?」
剣「飛天御剣流の理にならって剣を振るって人を殺めて…力弱くとも幸せを望む人々のために、新しい時代を…と駆けてきたけど、実は今まで、その幸せというものがどんなものか全く知る由もなかった………」
剣「この半年の君との暮らしを経て、今、自分が守ろうとしていた人々の幸せが何だったのか、はっきりとわかった」
剣「出来るのは一つ。この目に映る人々の幸せを一つ一つ守るコトだけ………」
剣「君がこの動乱の中で失ってしまった幸せ、今度こそ、俺が守り抜いて見せる…」
剣「俺が殺した!!!」
「ここで今俺が刀を捨ててしまえば、これまでおれが殺めた命、全てが本当の意味で無に帰してしまいます」
剣「巴が教えてくれた人々が営む小さな幸せ…それがより多く灯される新時代つくるまでは、俺は剣を振り続けます」
剣「けれど…新時代が来たら、その時は……」
『父様、母様…ごめんなさい…守れなかった……弱くてごめんなさい……ごめんなさい…』
『血刀の先に待つは絶望…なんて、な』
『…お前が知ったところで何になる?!私はお前の都合のいいお人形じゃないんだよ!!!』
『私は、剣心の側にはまだいれない。けど、やりたい事を応援するよ』
赤「何人も何人も斬り殺しておいて、今更、逃げんじゃねーよ。剣に生き、剣にくたばる以外にてめえの道は無えはずだぜ」
赤「とりあえず、そいつを腰に剣客やってみな。自分の言ってる事がどれだけ甘いか、身に染みてわかるってもんだ」
赤「そいつが折れた時、それでもまだ甘い戯れ言を言い続けられるならもう一度____」
薫「いいじゃない。誰にだって語りたくない過去の一つや二つ、あっておかしくないわ」
薫「抜刀斎に居て欲しいって言ってるんじゃなくて、私は流浪人のあなたに居て欲____」
弥「俺は童じゃねえ!東京府士族、明神弥彦!」
弥「ちくしょう、強くなりてえ…」
左「俺は負けられねェ!絶対に負けられねェ!!!」
左「今はただの喧嘩野郎の相楽左之助。今のお前は人斬り抜刀斎じゃねェ様にな!」
刃「人斬りは所詮、死ぬまで人斬り」
刃「お前がいつまで流浪人などといってられるか、地獄の淵で見ててやるよ」
恵「私を観柳から守って逃してくれない?」
恵「最後の最後であなた達に出会えて、本当に良かった」
観「たしゅけ…」
蒼「せめて最強というあでやかな華を御庭番衆に添えて、誇りに換えてやりたかった_____」
蒼「俺がお前を殺すまで、誰にも殺されるなよ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 59人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：つっさん | 作成日時：2021年2月24日 16時
