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2匹 ページ3





 「花茄ちゃん、持つよ !! 」


 教室から出ていった彼女を追い掛けた俺は、有無を言わさず彼女の持っていたノートの2/3を持った。

 「あら。ありがとう。でも、そんなに持たなくても良いのよ?きっと体は朝練で疲れているわ。」


 君の顔を見るだけで疲れなんて吹き飛んだ。

 なんて言える筈も無く、普通に「平気平気。大丈夫だから」と笑ってみせた。

 「なら、お言葉に甘えようかしら。」

 頼むわね。と言って俺に笑いかけた彼女に、またときめいた。


 その後、彼女と共に職員室まで話をしながらノートを運んだ。

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作者名:のん | 作成日時:2017年6月19日 10時

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