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「ソラノちゃん、大丈夫??」
迅のその言葉にソラノは何も言わない
「もうすぐ、レイジさん達と合流できる、ソラノちゃんはレイジさん達と一緒に放棄地帯へ向かって、俺がソラノちゃんが逃げれる活路を開くか「ダ、ダメです!!」・・・」
その場から離れようとしている迅の手をソラノは掴む
「行かないで・・・下さい」
「俺は大じょ「大丈夫なんかじゃない!!」ソラノちゃん??」
「あの日、彼らも大丈夫だと言った・・・けど、彼らは死んだ・・・また、両親の様にあの人の様に目の前で誰かを喪うのは嫌です」
泣きながらソラノはそう呟く
その言葉に迅は何も言わない
「嵐山さんと時枝さんが僕のせいで攻撃を受けた・・・もし急所に当たっていたら・・・」
「ソラノちゃん!!」
「!?」
迅に急に名前を呼ばれた為、ソラノは驚く
「大丈夫だよ、ソラノちゃんも分かってるでしょ??嵐山も時枝も無事だって、今回の件は誰も死んじゃいない・・・嵐山や時枝はソラノちゃんが心配だから助けに来たんだよ、レイジさん達だってそう、ソラノちゃんは会ってないだろうけど、出水達だってそうだよ、皆ソラノちゃんが心配だから助けに来たんだ・・・ソラノちゃんは1人じゃないんだよ??」
「ですが・・・ですが!!何れ僕は!!1人になる・・・1人になるのが分かっていたのに僕は・・・」
「俺は生きてる限りソラノちゃんを1人にはさせない!!・・・そう俺は言った筈だよ??後、玉狛がソラノちゃんの居場所だと俺達は言った・・・お願いだから、そんな顔をしないで」
迅にそう言われながら抱きしめられたソラノは目を閉じる
___此処がソラノ・・・君の居場所なんですよ___
___確かに俺は・・・いや俺達のせいでソラノを悲しませた・・・けど、俺達はもう一度だけソラノと一緒にいたいんだ___
___私達と一緒に生きている事に変わりはないの!!___
___この玉狛支部はソラノ、君の居場所だ___
___ソラノちゃんの居場所は此処だよ___
「迅、今すぐ其処を離れろ!!人型がまた攻撃するぞ!!」
「なら、エスクードで・・・」
忍田の言葉に迅はそう言う
「ダメだ、先程出水達がルシフェルから聞いた話によると、あの人型の攻撃にエスクードを使ったとしてもエスクードが破壊される危険性があるそうだ、今すぐ其処から「ダメです、人型攻撃に入ります!!」急いで離れろ!!」
「(あぁ、そうだった・・・僕の居場所は今、此処にあるんだ)集え、円卓の騎士達!!」
ドカッ
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作者名：楓花 | 作成日時：2021年3月2日 23時
