不老不死と未来視のエリート 2 (ページ37)

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「嵐山さんと時枝さんが攻撃を受けた・・・ベイルアウトをしていないって事は何とか攻撃を躱したって事・・・だけど、僕のせいで2人は攻撃を受けた事になる」

ソラノはそう呟く

「・・・違うと分かってるのに、僕は重ねてる・・・あれ・・・」

ソラノは虚ろな目で人型の何か・・・ジャーファルを見つめる

その目線に気づいたのかジャーファルもソラノを見つめ、少しずつソラノに近づいていこうとする

「そもそも僕はこういう時・・・如何してた??」

ソラノはそう呟きながら手を伸ばす

と同時にジャーファルがソラノに向けて攻撃をしようとする

「!?人型、唯木隊員に接近中!!あの体勢・・・攻撃をするつもりです!!」

「マズいぞ、幾ら彼女が不老不死だからってあの距離で攻撃を受けたら一溜りもない!!」

「ソラノ君!!」

忍田はソラノの名前を呼ぶが、ソラノには聞こえていない

「(・・・あぁ、恨んでいるんですか??僕を・・・ソレもそうだ、僕だけあの時生き残って・・・なら、コレは)僕への罰だ」

ソラノがそう呟き、目を閉じた時だった

「ソラノちゃん!!」

その声が聞こえたのは

「!!・・・迅さん」

「・・・取り敢えず、此処から少し離れるよ」

迅のその言葉にソラノは何も言わず、迅と共にその場から離れた