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「報告!!嵐山隊の嵐山、時枝・・・敵の攻撃を受けました!!」
沢村の言葉に全員が驚く
「何だと!?2人は大丈夫なのか!!」
「はい、何とか攻撃は避けたようです」
「ソラノ君の方は無事か??」
「ソレが・・・」
沢村は何処か悲しい顔をする
「??如何した??」
「先程の敵の攻撃を見たのか一歩も其処から動いていないのです」
その言葉にその場にいる全員がまた驚くのだった
「おいおい、唯木の方に行くべきじゃないのか」
その言葉を聞いて出水はルシフェルの方を見る
"私にはリリエンタール様を保護する様にと命を受けています・・・ソレに私やサンダルフォン・・・他のモノが行ったとしても・・・動きませんよ"
ルシフェルはそう言う
「どういう事ですか??」
"先程言いましたよね、アレの正体はマスターの中に入っていた別の人物のトリオンだと・・・"
「あ、あぁ・・・言っていたけど、けどソレと唯木が動かないのに何の理由が・・・」
"・・・アレの正体はマスターの嘗ての仲間の1人なんですよ"
その言葉を聞いたリリエンタール達は驚く
「唯木の嘗ての仲間って・・・マジかよ」
"更にその人物はマスターの上司でもあり、マスターにとっては一番大切だった人です"
「唯木にアレは如何にか出来るのか??」
三輪はルシフェルにそう言う
"本来なら出来るでしょう"
「本来って・・・つまり、今は・・・」
"無理でしょうね、あの時の状況と今を重ねている可能性は高い"
「あの時??」
"目の前で大切な存在だった彼とその日に全てを喪った日の事ですよ"
ルシフェルはそう言いながら全てではないが出水達に話す
同時刻、ソラノはまだ動けないでいた
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作者名：楓花 | 作成日時：2021年3月2日 23時
