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「怪我は無さそうだな、無事で良かった!!」
「嵐山さん、ソラノさん何処か混乱している顔ですよ」
時枝はそう言う
「だ、大丈夫です・・・急に嵐山さんが現れたのは驚きましたけど・・・今、如何して良いのか分からなかったので助かりました・・・」
ソラノはまだ驚いた顔でそう言う
「・・・すみません、迷惑をかけて・・・」
「気にしないでください、俺達は別に迷惑とは思ってないので」
___逃げ出した事が迷惑なんて一度も思っていませんよ___
時枝の言葉を聞いたソラノは嘗ての仲間の1人の言葉を思い出す
「すみません・・・今、僕自身如何して良いのか分からなくなっています、少しだけ力を貸して貰えませんか??」
ソラノは小さな声でそう言う
「勿論だ、君の為に力を貸す!!少しだけなんて言わないでくれ!!」
嵐山の言葉を聞いてソラノは何も言わず唯、嵐山の肩に顔を埋めるのだった
(あの人達の誰かだと分かってはいるのに・・・もういないと分かっているのに僕は攻撃できないでいる・・・)
…同時刻…
てつこの元へと急いでいたリリエンタールとスーパーうちゅうねこは
米屋達に出くわしていた
「なぁ、もしかしてこの黄色い犬と猫が迅さんの言っていた会話の相手なのか??」
米屋がリリエンタールとスーパーうちゅうねこを見ながらそう言う
「そんなの俺が知る訳ないだろ・・・唯木の話し相手が誰かまでは視えていないってあの人言ってたんだし」
「!!唯木・・・もしや、ソラノの2人共ソラノの知り合いですか!!今、ソラノはどうなっているのですか!!」
リリエンタールは米屋に近づいてそう言う
「お前、唯木を知ってるのか??」
三輪はリリエンタールにそう言う
「(ソ、ソラノとの約束を破ってしまいました・・・けど、今はそんな事考えている場合ではないのです)ソラノはわたくしめの友達なのです!!」
「・・・じゃあ、何で唯木がアレに狙われてるって知ってるの??まさかとは思うけど、唯木がアレに襲われる瞬間に何か見た??」
「!!」
___下手をすれば殺される可能性もあります___
リリエンタールはソラノのその言葉を思い出す
その時だった
「リリエンタール!!」
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作者名：楓花 | 作成日時：2021年3月2日 23時
