不老不死と未来視のエリート 2 (ページ31)

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(不老不死で良かったと今日ほど思った事はない、もし自分の立場が迅さん達だったら間違いなくさっきの攻撃で死んでいたかも知れない・・・しかし、三門市内の放棄地帯って何処)

ソラノがそう考えながら人型の何かと対峙しようとした時だった

"捕まれ、マスター!!"

その声が聞こえ、ソラノはサンダルフォンの手を掴んだ

「ありがとう、サンダルフォン!!」

"すまない、遅くなった・・・三門市は此処から南の方角にある、其処に放棄地帯がある"

「そっか・・・本当だ、ボーダー本部が見える」

ソラノはサンダルフォンの後ろから視える大きな建物を見てそう呟く

"いかん、マスター・・・手を離す"

「!?」

サンダルフォンはソラノの手を離す

と同時だった

建物だったモノが飛んでいったのは

「・・・サンダルフォン、僕は大丈夫だから戻って」

"だが・・・"

「大丈夫・・・如何にかしてみせるから」

"分かった"

サンダルフォンはそう言うとその場から消える

___自分の身の安全を守って欲しい___

「(けど、一度だけ試してみないと・・・イチかバチか)光の剣よ!!」

ソラノがそう言うと光の剣が人型の何かに刺さっていくが、その攻撃も効いていない様だった

「(何となくそうだとは思っていたけど、魔法は効かない・・・)!!」

宙に浮きながらソラノは何かを感じたのか後ろを振り返る

(嘘・・・なんで・・・さっきまで後ろにいたハズなのに!!)

其処には先程、自分やサンダルフォンよりは後ろにいた人型の何かが自分の前にいるのだ

人型の何かはさっきと同じ様に建物だった何かをソラノに投げつけようとする

「(如何しよう・・・思いつかない・・・此処から先如何して良いのか、頭をフル回転させても何も思い浮かばない・・・そもそも・・・)こういう時って僕は如何していたっけ??」

ソラノがそう呟いた時だった

その場に何者かが現れソラノを連れその場から消えたのは

「無事か、唯木君!!」

「あ、嵐山さん・・・」

ソラノを助けたのは嵐山だった