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「・・・なんでそう思ったの??」
「迅さん、初めて会った時に僕に貴方のサイドエフェクトの話をしたのを覚えていますか??」
ソラノの言葉に迅は頷く
「あの時から、何となく予想していました・・・未来が視えるという事はそのままの未来でも良いし、別の未来にも変える事が出来るという事・・・今回の件で三雲さんは傷つき、雨取さんは今後、アフトクラトルに狙われる事になり・・・レプリカさんもいなくなった・・・全部自分のせいだと思っているのでは??」
「・・・ソラノちゃん、エスパーかな??」
「まさか、僕の予想です・・・似た様な事なら僕も経験があるので、そう思ったんです」
「・・・」
「そして、僕を巻き込んでしまったと思っているのでは??」
その言葉に迅は何も言わない
「言わせてください、僕はあの時、三雲さんが死ぬという未来じゃなくても三雲さんを助けに行きました・・・ソレが例え雨取さんが死ぬという未来でも、空閑さんが死ぬという未来でも・・・僕は助けに行きましたよ??だから貴方のせいで僕は数日眠っていた訳じゃない、ソレだけは言えます」
「!!ソラノちゃん・・・」
「三雲さん達だって貴方のせいだとは思わないと思います、仮に知って"貴方のせいで僕は死にかけました"って言う人達でしょうか??」
「・・・分かんないと思うけど・・・」
迅の言葉にソラノは苦笑いする
「三雲さんの性格からしたら言わないかと・・・僕だったら言いませんよ」
「・・・あれ??今、思ったけど・・・俺、もしかして慰められてるかな??」
「僕を探しに来て皆の思いを伝えに来たハズが・・・逆になりましたね」
ソラノは迅の顔を見て笑う
ソレにつられて迅も笑う
「ソラノちゃんは欲しい言葉をくれるね・・・」
「・・・迅さんだって、僕が望んでいた言葉をくれましたよ??」
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作者名：楓花 | 作成日時：2021年3月2日 23時
