不老不死と未来視のエリート 2 (ページ27)

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77 人型の何かページ27

「大丈夫ですか!!リリエンタールさん」

「は、はい・・・しかし、凄いジャンプ力で・・・ではなく!!ソ、ソラノ・・・わたくしめは貴方に謝らなければならない事が!!」

リリエンタールがそう言った時だった

「ソラノ・・・」

と声が聞こえたのは

ソラノとリリエンタールが声が聞こえた方を見る

其処には人の形を取っている何かがいた

「(今、僕の名前を呼んだ??)所で、リリエンタールさん・・・僕に謝る事とは??」

「・・・わたくしめには人の心に反応して周りに不思議な事を起こすんです・・・すみません、わたくしめのせいで・・・ソラノを巻き込んでしまいました」

リリエンタールは申し訳ない顔でそう言う

「気にしないで下さい、リリエンタールさんのせいではありませんから」

ソラノはそう言ってリリエンタールの頭を撫でる

(だとするれば・・・アレの正体は彼らの誰かという事なのだろうか・・・)

ソラノはジッと人型の何かを見つめる

(今のこの状況リリエンタールさんがネイバーと誤解されてしまう・・・でも今は、リリエンタールさんをアレから引き離さなければ)

ソラノは考えながら人型の何かから大分離れたところにリリエンタールをおろす

「ソラノ??」

「先程アレは僕の名前を呼んでいましたし・・・考えれるとすれば狙いは僕です、ソレと・・・三門市にボーダーという組織があります」

「は、はい!!てつこ達から聞いた事があります」

「恐らく今の状況を知っている可能性は高いです・・・貴方のその力がボーダーにバレるとどうなるかは僕には分かりません下手をすれば殺される可能性もあります、けど僕は貴方がネイバーではないと分かっています、何故なら貴方は見ず知らずの僕を道案内しようとしてくれたから・・・なので急いでその、てつこさん達の所へと向かってください」

「で、でも!!ソラノは如何するのですか??」

「僕はアレを如何にかします・・・リリエンタールさん、急いで!!」

「・・・で、では!!約束してください!!・・・無事でいると!!」

リリエンタールは人型の何かに向かっていこうとするソラノにそう言う

「!!・・・えぇ、約束します・・・無事でいると」

ソラノはそう言うとその場から消えるのだった

「・・・トリガー起動」