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74 嫉妬みたいなモノ ページ24
「あ、あの・・・迅さん」
「・・・あ、あぁ・・・ごめんね、手を掴んだままで・・・」
迅はそう言いながらソラノの手を離す
「そういえば、何でソラノちゃんは太刀川隊の作戦室にいたの??」
「あぁ、太刀川さんにちゃんと断ろうと思って・・・作戦室に行く前にも太刀川さんから勧誘されていて断ってはいたんですけど、しつこくて・・・困っていたら三輪さんに助けてもらって」
「秀次に??」
「はい、ソレで三輪さんに太刀川隊の作戦室の場所を教えてもらって・・・行ったら、出水さんがいて待っている間に今日学校で出された宿題を教えながら待っていて・・・今です」
ソラノは迅に淡々とそう言った
「太刀川さんにさソラノちゃんを隊に勧誘したって聞いたから・・・」
「僕は何処の隊にも行きませんよ、玉狛のソロ隊員としているつもりです」
ソラノは迅の手を掴んでそう言う
「さっきも言いましたけど、玉狛が僕の居場所だと最初に言ってくれたのは迅さんですよ??だから、僕は他の隊には行きません」
「・・・良かった・・・」
迅はその場に座りながらそう言う
「・・・何かすみません」
「いや、ソラノちゃんは悪くないから・・・俺が・・・」
迅は何かを言おうとするが、何も言わなくなる
「??」
「いや、何でもないよ・・・折角だし何か食べて帰ろうか」
「そうですね・・・小南さんに連絡しておきますね」
(言える訳がない・・・唯、嫉妬みたいなのをしていたなんて・・・)
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作者名：楓花 | 作成日時：2021年3月2日 23時
