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「今、思えば・・・僕達がこうして話すのはあの時以来ですね」
「・・・そうだな」
「ソレで僕に聞きたい事とは??」
「お前は今の時点でネイバーをどう思っているんだ??」
三輪はソラノの顔を見てそう言った
「・・・そうですね、あの時は僕はまだネイバーを2回しか見ていなかったので好きか嫌いかと言われたら分かりませんでした」
ソラノはそう言いながらお茶を飲む
「・・・でも、今はネイバーにも悪いのと良いのがいると思っています」
「!!」
ソラノのその言葉に三輪は驚く
「お前はネイバーの事を知らないからそう言う風に簡単な事が言える」
「そうですね・・・僕は家族も友人もネイバーに殺されてはいないので知りません・・・ですが、大切なモノが死ぬ辛さは知ってます・・・そして、復讐をしたって何も変わらない事も・・・全てのネイバーを殺す事が貴方の目的なら1つ聞きたいです」
ソラノはそう言いながら三輪の顔を見る
「貴方は戦いに関係のないネイバーも殺すんですか??」
「当たり前だ、ネイバーは敵だ」
「・・・貴方の様に家族や友達を殺された1人の人間がいました、そして貴方と同じ様に全ての敵を殺そうと考えた事がありました・・・そして、復讐をしようとしたその日、その1人の人間は気づくのです・・・戦に関係のない人間を殺すのは間違っているのではないかと、その人間は復讐をする事を止めた・・・という昔の話です」
ソラノの言葉に三輪は何も言わない
「復讐をするという事ばかりに囚われていると周りが視えなくなる・・・もう少しだけ視野を広めると良いですよ・・・色々と気づく事があります、僕がそうでしたから・・・」
ソラノはそう言いながらその場を立つ
「お茶、ご馳走様でした・・・今度、奢ります」
「あ、あぁ・・・」
「あっ、最後に1つ良いですか??」
「??」
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作者名：楓花 | 作成日時：2021年3月2日 23時
