70 チーム勧誘 ページ20
ソレはソラノが学校終わりにソロランク戦をする為に本部に来ていた時の事だった
「おっ、唯木」
「確か・・・太刀川さん」
ソラノは目の前にいる人物・・・太刀川にそう言う
「あぁ、唯木・・・お前に言いたい事がある」
「・・・何でしょうか」
「お前、ウチの隊に入らないか??」
「・・・はい??」
太刀川の言葉にソラノはそう呟く
「だから、太刀川隊に来いよ」
「お断りします」
太刀川の言葉にソラノはそう言った
「なんで」
「なんでって・・・僕は玉狛に所属していますから」
「けど、お前・・・迅と一緒でソロ隊員だろ??」
「・・・そうですけど」
太刀川の言葉にソラノは何処か嫌な顔でそう言う
(如何しよう・・・この人何を言っても引き下がる気ないな)
ソラノがそう思っていた時だった
「太刀川さん何してるんだ」
「三輪・・・何って唯木の勧誘だよ」
「本人嫌がってますけど」
三輪にそう言われた太刀川はソラノの顔を見る
「・・・まぁ、いいや・・・唯木考えといてくれ」
太刀川はそう言うとその場を後にした
「・・・すみません、ありがとうございました」
「いや、別に・・・」
「では、僕はコレで・・・」
ソラノがその場を去ろうとした時だった
「待て」
「・・・前に迅さんから聞きましたけど、貴方、玉狛嫌いなのでしょ??・・・そんな僕に何か??」
ソラノはジッと三輪を見つめる
「・・・聞きたい事があるんだ、話さないか??」
「・・・まぁ、助けてもらった恩がありますから、良いですよ」
ソラノは三輪にそう言った
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作者名：楓花 | 作成日時：2021年3月2日 23時
