不老不死と未来視のエリート 2 (ページ18)

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「此処が最後だね」

「そうですね」

迅の言葉にソラノはそう言う

「じゃあ、開けるよ」

迅がそう言った開けようとした瞬間だった

「!!」

グイッ

「!?」

ソラノが咄嗟に迅の服を掴んで後ろへと引っ張ったのは

「ソラノちゃん、急に後ろに引っ張るのは・・・」

「すみません、でも・・・あの手に捕まれるよりはマシでは」

ソラノはそう言ってドアの方を見つめる

迅もドアを見つめる

ドアには血だらけの手がクネクネと動いていた

「・・・確かに、アレにはちょっと・・・服につかないのは良いけど、助かったよ」

「行きましょう」

そう言って、中へ入る迅とソラノ

「・・・何もないな」

「ですね、けど・・・何で小南さん達は叫んだのでしょうか・・・」

そう言いながら2人が歩いていたその瞬間だった

「「「「「う"ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」」」」」

というボイスと共に後ろから何人かのお化けが現れたのは

「!?」

「・・・」

ガシッ

「!?ちょ・・・」

「小南達がなんで叫んでたか分かるわ!!」

迅はソラノの手を掴んで走る

「!!迅さん、前!!」

「えっ・・・!?」

迅は前を見て驚く

其処にも後ろよりは多くはないがお化けがいるのだ

「コレは確かに小南達が叫ぶのが分かるよ!!」

「確かにそうかも知れませんね」

「いやいや、ソラノちゃんは何で冷静かな!?」

「・・・いや、コレでも驚いてますよ」

ソラノは迅にそう言うのだった