85 イザナからの呼び出し_2 ページ50
イザナはこれからの動きを説明したあと
白雪にタンバルン行きを命じた。
白雪はなにが起こってるかわからず
ただ立ち尽くしていた。
「＿＿返事をしないのは
この話が自分に何かをを得られる機会になるかもしれないとは考えもしないからか？」
白雪はその言葉の意味を理解したようだった。
「＿＿いえ イザナ王子」
緊張しながらもはっきりといった。
突然ゼンが跪く。
「兄上！
その命令 私から一つ条件を出させていただけますか」
Aはゼンの背中を見つめた。
「白雪の付き人として
私が信頼おくものを一名同行させたい＿＿
これだけは譲るわけにはいきません。」
ゼンの意思の宿った目が
兄であるイザナをとらえる。
「いいだろう。
ただし、必然的にAの護衛も頼むことになるぞ」
ゼンは頷いた。
「では白雪、いいな
Aは少し残りなさい」
『はい』
白雪とゼンが出て行ったあと
イザナはAにワイングラスを持たせると
少し飲まないか。とワインをあける。
はい、とAはおとなしく聞き入れた。
「A、お前にこの先を考えている相手がいるなら タンバルン行きを断っても構わない」
何かを考えたようにイザナはいった。
『いえ、それこそ親交ある国の国王直々のお誘いですので
今後の関係良好のためにもしっかりやってきます』
にこり、と笑うAを
満足そうにみるイザナ。
「お前は、ゼンと違ってずいぶんこの国を治めるものとしての心得がなってるな」
『そんなことはありませんイザナ兄様』
グラスを少し傾けてから唇にかるくあてる。
ワインの香りが喉をすっと通る。
『それと、
私はイザナ兄様が白雪を認めるまで時間がかかっても彼女を信じて待ち続けます』
グラスを置いてイザナの方を振り返った。
「お前がそこまでいうなら
いつかそんな日が来るかもしれないね」
そうだと、私も嬉しいです。
とAは夜空を見上げた。
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Spring greens(プロフ) - 寧子さん» 本当にすみません(･_･;でもそんなにしっかり読んでいただけるなんて感激です！ありがとうございます！ (2016年2月19日 18時) (
レス) id: ab27827dfa (このIDを非表示/違反報告)
寧子(プロフ) - Spring greensさん» なるほどです！理解しました最後まで読んだので見落としていたら嫌だったのでまた読み替えていましたww丁度この2を見てますw (2016年2月18日 22時) (レス) id: 2c750c2fb5 (このIDを非表示/違反報告)
Spring greens(プロフ) - 寧子さん» すみません、説明不足でした！まだ書いていません！これからの予定です。anotherstoryの5以降、ということになります。 (2016年2月18日 22時) (レス) id: ab27827dfa (このIDを非表示/違反報告)
寧子(プロフ) - Spring greensさん» それはもう書いてるということですか？！これからですか？すみません理解力なくて読んでる時私が見落としたりしてるのかな汗それならスミマセン(_ _)でも私この作品大好きです！！！ (2016年2月18日 22時) (レス) id: 2c750c2fb5 (このIDを非表示/違反報告)
Spring greens(プロフ) - 寧子さん» なかなか鋭いですね！笑 いま、このシリーズも長いこと5までやらせていただいておりますが もう少し先で明らかになるかもしれません笑 実はもともと決めていた設定があります！ (2016年2月18日 6時) (レス) id: ab27827dfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Spring greens | 作成日時：2015年11月16日 16時
