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43 伝令役 ページ1

「のんびりしすぎたかねぇ
ウィスタル戻るとしますか」









「ただいま戻りました主!」

「オビ!おまえ‼」



帰るのが遅い、とゼンが軽く説教すると
へらへら笑ってかわす。







ラジが白雪とゼンの婚約の話を出してから
白雪の身辺を探る輩がでてきた。



今日も白雪を監視していた輩を
Aとゼンと兵たちとで捕まえたところだ。






『白雪に、私たちがずっとついてることは
不可能だけど…

今後も増えそうで気になるな』



「ああ そうなんだよ…
それこそあいつにも仕事があるしな」





ゼンとAは頭をかかえていた。







ミツヒデが、考え込んでいるゼンの顔を覗き込む。
「ゼン?」






ゼンは


考えがあるにはある、


といった。








ミツヒデ、木々、Aは顔を見合わせる。



そしてゼンはゆっくとオビをみた。








「え?俺?
いや無理でしょ 俺あの子脅した前科あるんですよ?
兵士に頼んだ方がいいですって」




ゼンがオビを護衛につける、
と言い出したのでオビは慌てて断る。






『…たしかに白雪に何かあったら困る、
でもこの男を信用するということ?』





ああ、とAに返事をしたあと
オビのほうをみる。





「…おまえに単身外出許可出して
戻ってこない可能性も考えてたんだよ 俺は」


ゼンは 許せよ、と笑った。








たしかに、彼は帰ってきた。

でも本当に気まぐれなのだ、この男は。



ゼンはわかっていない、Aはため息をついた。







『わかった…

いつ出ていっても構わないと思っていたけど
白雪の護衛をしている間は
途中で放り投げたりしないでください

…よろしくお願いします』




「お、姫
初めて話しかけてくれましたね」









本当に聞いていたのか、
Aは呆れて言葉が出なかった。

44 伝令役_2→



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Spring greens(プロフ) - 寧子さん» 本当にすみません(・_・;でもそんなにしっかり読んでいただけるなんて感激です!ありがとうございます! (2016年2月19日 18時) (レス) id: ab27827dfa (このIDを非表示/違反報告)
寧子(プロフ) - Spring greensさん» なるほどです!理解しました最後まで読んだので見落としていたら嫌だったのでまた読み替えていましたww丁度この2を見てますw (2016年2月18日 22時) (レス) id: 2c750c2fb5 (このIDを非表示/違反報告)
Spring greens(プロフ) - 寧子さん» すみません、説明不足でした!まだ書いていません!これからの予定です。anotherstoryの5以降、ということになります。 (2016年2月18日 22時) (レス) id: ab27827dfa (このIDを非表示/違反報告)
寧子(プロフ) - Spring greensさん» それはもう書いてるということですか?!これからですか?すみません理解力なくて読んでる時私が見落としたりしてるのかな汗それならスミマセン(_ _)でも私この作品大好きです!!! (2016年2月18日 22時) (レス) id: 2c750c2fb5 (このIDを非表示/違反報告)
Spring greens(プロフ) - 寧子さん» なかなか鋭いですね!笑 いま、このシリーズも長いこと5までやらせていただいておりますが もう少し先で明らかになるかもしれません笑 実はもともと決めていた設定があります! (2016年2月18日 6時) (レス) id: ab27827dfa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Spring greens | 作成日時:2015年11月16日 16時

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