【進撃の巨人】 IQ200の天才少女 (ページ6)

今日:6 hit、昨日:17 hit、合計:156,063 hit

IQ 5 ページ6

エル「じゃあ、君は誰に追われているんだい？」

「そこらへんの男どもとか、憲兵団だとか」

エル「憲兵団…」

リヴ「やっぱりゴロツキなんじゃねーのか？」

「違ぇって言ってるだろ。狙われてるのは、俺の頭だ」

俺がそう言うと、二人は頭に？マークを浮かべた。

「はぁ……」

俺がため息をつくと、何かを思い出したのか、金髪の兵士が問いかけてきた。

エル「名前を教えてもらってもいいか」

「A」

エル「姓は？」

「...ゴッドだ」

エル「A・ゴッド…」

金髪の兵士がそう呟くと、周りのやつもやっと分かったのか、はっとした顔になった。

ペト「それって……！」

ハン「うっほぉぉぉ！ほんとに！？ほんとにそうなのかい！？」

メガネをかけた女兵士が走って近づいてきた。

それを俺が、こっちに来るなと言わんばかりの目で睨み付ける。

その女兵士は俺の目に気がついたのか、足を止めた。

ハン「おぉ、怖い怖い。リヴァイ並だよー」

リヴ「あ？」

その女兵士は、リヴァイ？に蹴られた。

エル「そうか、そうか……」

「…」

エル「君のことなら聞いたことがあるよ。確か、IQ200を持った頭だと聞いた」

「そうだ」

リヴ「じゃあ、計算が素早いってことか…」

ﾋｭｯと右から風の切る音がした。

瞬時に頭を下げる。

リヴ「ほう……」

やっぱりか。

すぐに寝転び、拘束されていない足を使って、リヴァイ？の軸足に蹴りを入れる。

リヴ「くっ………！」

ドサッ

「ははっ、てめぇその背のくせに意外と体重重いんだな」

骨密度が高ぇのか、ただ単にデブなだけなのかは分からねぇが、見た目からして前者だろう。

リヴ「てめぇ………」

凄まじい目付きで睨まれるが、俺には関係ねぇ。

よっ、と立ち上がり、リヴァイ？を挑発する。

「リヴァイ、だっけー？なんだ、もう終わりか？」

リヴ「チッ」

リヴァイは、立ち上がって俺に殴りかかろうとしたけど、俺はそれをひょいとかわして、彼のみぞおちに膝を突っ込んだ。

リヴ「ぐっ……！」

ｺﾞﾎｺﾞﾎと咳き込む彼を見下しながら、勝ち誇った笑みを向ける。

ハン「おぉっほぉぉぉ！すごいよすごいよ！リヴァイを倒すなんて！」

ペト「そ、そんな…」

エル「A、リヴァイ。そこまでだ」

「あ？」

エル「A、君の実力はよく分かった。取引をしないか？」

「取引？」

リヴ「…おい、エルヴィン。こいつを兵団に入れる気か？」

エル「あぁ」

俺が？

調査兵団に？