【進撃の巨人】 IQ200の天才少女 (ページ19)

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IQ 17 ページ19

「おぉっ………！！うまそぉ！」

リヴ「野菜炒めだぞ？そんなに喜ばなくてもいいだろ」

「いやなんかさっきまで死にそうだったけど、これ見た瞬間すげぇ達成感出た」

まじでさっきまでは遺体になりかけた。

だって、こいつクソ潔癖症なんだぞ！？

ちょっとこぼれただけで愚痴られるわ、切り方間違えたらデコピンされるわ…………。

「まじでよく耐えた俺！！」

リヴ「さっさと食え」

「久しぶりの野菜炒め～♪」

ルンルンしている俺を見て、いかにも『こいつ頭大丈夫か？』って言ってるような険しい顔をされるけど、今の俺にはそんなもの見えていない。

無我夢中で箸を手に取り、野菜炒めを口に運ぶ。

「っ！！うめぇ……！」

リヴ「……そうか」

ﾌｯと笑ったその顔は、そいつの性格には合わないような、とても穏やかな顔だった。

「お前もそんな顔ができるんだな……」

リヴ「うるせぇ。ちょっと思い出しただけだ」

「思い出した？誰を？彼女？……いやでもお前にそんなやつがいるわけねぇか」

リヴ「…………ちょっと、お前のその騒がしい性格が、あるやつに似ててな」

さっきの穏やかな顔はどこかへ行き、今度は悲しそうな顔になった。

「彼女？なぁ彼女なのか！？」

ますます気になった俺は、リヴァイに問い詰めるように聞いた。

けど、リヴァイは口を開かない。

「何だよ～…。んー、ていうか俺にもお前みたいなクソ口悪ぃ知り合いがいた気がする。顔とかはよく覚えてねぇが」

リヴ「クソ口悪ぃのはお前だろうが」

「違ぇよ。俺はきっぱりと言うだけだ」

リヴ「そういうのを口悪ぃって言うんだよ」

「はぁ？ならお前もだろ」

俺らが言い合いを始めたところで、扉の開く音がした。

これが…………いや。

きっと、もっと前に始まっていたんだろう。

？？「おや、探したよ。こんなところにいたのか」

………悪夢の始まりは。