【進撃の巨人】 IQ200の天才少女 (ページ17)

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IQ 15 ページ17

ぐぅぅ……

またお腹が鳴った。

そういえば、今日は何も食わずに過ごしてたな…。

そう思いながら、まだ涙目のリヴァイの肩に手を置く。

「お腹すいたー。何か作ってー」

リヴ「はぁ？嫌に決まってんだろ。料理ぐらい自分でしやがれ」

「おまっ、この食堂がどうなっても知らねぇぞ」

なんでか分からないけど、いつか料理をして誰かに迷惑をかけたことがあるのを思い出した。

「うぅ…朝っぱらから動いてるから頭痛ぇし…」

リヴ「…おい、吐いたら殺すぞ」

「もー、お腹が減って力が出ないー」

そう言いながら、リヴァイに全体重をかける。

リヴ「っ、うるせぇ」

一瞬リヴァイの顔が歪んだ。

「え、そんなに重かったか？これでも、お前よりかは軽いんだがなぁ…」

リヴ「違う。ただ頭が痛くなっただけだ」

「え。俺の頭痛移った？w」

リヴ「んなわけねぇ。一瞬だ、一瞬」

「ふーん？…って、そんなことより、晩飯！！」

晩飯晩飯ーと騒いでいると、リヴァイに呆れた顔を向けられた。

リヴ「てめぇはガキか。静かにしろ」

「お前が晩飯作ってくれたら静かにするー」

リヴ「はぁ…。簡単なものしか作らねーぞ」

「いぇーい！」

リヴ「料理の仕方も分かんねぇのか」

「作るのめんどくさいじゃん」

リヴ「ﾁｯ.....俺だって、いつもお前といるわけじゃねーんだぞ」

「当たり前でしょ。ずっといられたら吐き気するわ」

真顔でそう言うと、デコピンをされた。

人類最強のデコピンは、さすが人類最強と言えるほどの威力だった。

「っ！！！」

ズキズキと痛む額を押さえて、涙目になりながらもリヴァイを睨む。

「お前なぁ！か弱い女相手に何やってんだ！」

リヴ「は？俺と張り合うほどのやつのどこがか弱いんだ」

「馬鹿やろーっ！」

リヴ「はぁ…。料理、教えてやるからついてこい」

「まじで！？」

額の痛みはどこかへ飛んでいき、また騒ぎだした俺を見て、リヴァイは舌打ちをした。

リヴ「いちいち騒ぐな。クソメガネと同類にするぞ」

「クソメガネ？」

リヴ「分隊長とか大声出してたやつだ」

「あぁ、あの人ね！」

リヴ「同類にされたくなきゃさっさと来い」

「ほーい」

リヴァイの後ろをついて歩き、厨房に入る。

「てか、勝手に使っていいのか？」

リヴ「知らねぇ。別にいいだろ、お前のせいにすれば」

「え！？いや、俺のせいにすんなよ！」