五条悟の付き人

お誕生日 ページ31

さっきの件から少し時間が経って、


今は全員でケーキを食べている最中である。


今日は悟坊ちゃまが主役なので、私が彼の思い出話をたくさん聞かせている。(本人の前で)



「小さい頃はAしか友達と言える友達がいなかったからね、僕の小さい頃の話ができるのなんてAぐらいだと思うよ?」


「先生…友達いなかったんだ……」

『………そうなるとわたしも友達がいなかったことになる、かも…』


そうだけどその言い方だとなんか…と少しもやもやする。


でも事実でしょ?と片手で両頬を掴まれ彼のほうへと顔を向かされる。

『、そう、ですね…………っん!?』


少し無愛想に返してみると口に甘いものが突っ込まれる。



「ふふ、もしかしてムキになっちゃった?…かわいいな、Aは」



いつの間にか密着されていて、何故だか緊張して動けない。




『おふざけは程々にしてくださいね、本当に。』

「ふざけてないよ。誕生日だからね、今日はなんでもやっていいでしょ?」



誕生日を悪用しないで頂きたい。





ふふ、とさっきからニコニコ笑いながら私に感謝の言葉を投げかけてくれる悟坊ちゃま。

ありがとう、お前がいて良かった、かわいい生徒たちにもいわってもらえたし、Aに今年も祝ってもらえて嬉しいよ………など

急にデレデレしないでほしい。怖い。(こわい)


嬉しいのだが、怖い。



『私も嬉しいです。……ただ、急にそのようなことは…』


「照れてる?かわいいな〜ホント」





野薔薇ちゃんに止められるまで続いたのだった……



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お久しぶりです。五条先生お誕生日おめでとう!!!

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