3話 ページ3
Aside
さらに一週間後。
いつも甘えていた親友の宇髄が、なんと。
推しと友達になって笑いあっているではないか!!!
『えっ、なんなんこれ、どういう状況?
親友と推しの笑顔とかもはやここはオアシスなのでは?
えっ、私今砂漠に居て、水源を見つけた気分なんですが、それはどんな気分?
え、最早この光景を言語化することは可能なのか、いや、私には不可能だ。
頼む、誰か、この状況を何とかしてくれ。
頼む、頼む、頼む頼む頼む頼む……………………』
と、私が壊れている傍らで。
「お、おい、アイツなんかこっち見てねぇか」
「あー、気にしねぇでいいから」
などと会話が行われていた。
内容は分かんないけど、ひそひそ話してる姿すら可愛い親友と推し。
どうもありがとう。
これは良い裏切りですね。
今まで人生で色んなことあったけど、なんか、今が一番生きててよかったし、死んでもいいなって思った瞬間なんですが。
いや、あの、え??????(困惑)
推しが!!!!!
尊い!!!!!!
世の中どうもありがとう。
推しと親友がセットになるとこんな風に尊くなるんですね、大好きです。
『今なら死んでも悔いは無いんですよ、本当に。
いっその事殺してくれ、この時が永遠になるように』
「おーーーい濱〜〜、そろそろ現実に戻ってこーーーい」
『いくら親友の宇髄と言ってもこの極楽を消すのは許さん!!』
「理不尽」
推しと並んでる親友よ、私に話しかけんでくれ。
推しと笑顔で話しててくれ、永遠に。
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作者名:やぁと | 作成日時:2021年10月1日 23時