19話 ページ19
Aside
「とか言ってさぁ、カッコよく決めてんのコイツ」
「へぇー」
休み時間、宇髄が不死川くんに私の朝の行動を教えてた。
うん、とてつもなく恥ずかしいからやめろ。
「でも、ちゃんとハッキリ言えるのは素晴らしいと思うわ」
「明らかにやり過ぎだったがな」
『伊黒くんには負けそうですけど』
「何か言ったか?」
『イエ』
伊黒くんお顔綺麗だから怖い。
でも胡蝶さんは褒めてくれるから嬉しいです。
「スッキリしたんか?」
『元から気にしてないから。
ただ地雷踏み抜くからドッカーンって言ってやっただけ』
「父親のことを言うんじゃなくて、影で言うからドッカーンなんだけど」
『宇髄黙れ』
「だが断る」
私は宇髄の机に頬杖をついて、私をチラチラ見ながら怯えてる連中を目に入れて笑う。
『まぁ私にはもうやらないって言ってたからね〜』
「信じるのか?」
『えっ、だってあれだけ抉ってあげたのに、やる勇気あるかな』
私が伊黒くんを見ると、彼は首を横に振った。
『まぁやるならやるで根本的に潰します!
さすがに煩いのは嫌いなので!』
「コイツ、これでも昔は泣きながら俺と文句言い合ってたのが懐かしいわ」
「マジかよ」
『言わんでよろしい!』
まさかの黒歴史をバラされ、私は顔真っ赤。
胡蝶さんに可愛い可愛いと愛でられました。
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作者名:やぁと | 作成日時:2021年10月1日 23時