3story「絶対零度の眼差し」緑谷視点 ページ5
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男1「か、香風さんっ…!?////」
男2「なんでここに…っ!?////」
かっちゃんの連れの子達が顔を赤らめて動揺していた。
爆「何でお前はここにいるんだよ。」
かっちゃんは香風さんが教室に突然入ってきた理由をすかさず聞いた。
チ『…少し、忘れ物をしてしまいまして…。』
彼女はそう言って自分の机に向かった。
しかしその後、彼女が言わないような言葉を発した
チ『あと…、人を自分の個性で“無個性”の人をいたぶるヒーロー気取りさんに、ちょっと物申そうと思いましてね』((睨
香風さんはそう言ってかっちゃん達を睨んだ。
いつも誰にでも優しく、ニコニコしている香風さんとは思えないぐらい、鋭い目つきだった…。
爆「…っ…お前は…、こんな“無個性”なんかを守るのか?」
かっちゃんも、いつもの優しい風貌の香風さんとは大違いで、かなり動揺してる。
チ『“こんなの?”』
爆「は?」
チ『今…貴方、“こんなの”って言いました?』
爆「…っだから…何だ!」
香風さんの圧力に耐え切れずに、痺れを切らしたかっちゃんが叫んだ。
チ『…すみません。一つ言ってもよろしいですか?
ふざけんのも大概にしろよ。』
全「「「「!!?!?」」」」
そのたったの一言で、その場にいる全員が、“恐怖”で固まった。
チ『…“個性”って、絶対に持っていないといけないモノなんでしょうかね?』
香風さんは、下を向いて俯きながらそう言った。
爆「…何言ってんだお前…?この時代、“個性”は絶対に持ってないといけねェんだよ。なんにも出来なくて、人間のカスみたいな“無個性”なんか、生きてる価値なんてねぇんd」
次の瞬間、机が凄い勢いでふっ飛んだ。
『『ドッカァン!!!』』
全「「「「!?」」」」
チ『それが違うつってんだよ。』((睨
香風さんはそう言って、絶対零度の眼差しで
かっちゃん達を睨んだ。
チ『じゃあ聞きますよ?人は顔、性格、特徴、得意分野、好きなものや嫌いなもの…人それぞれ違いますよね?』
爆「…だから…なんだよ。」
チ『では…、、、
“個性”も一緒なのではないのですか?』
緑「っっ!!!」
その時、香風さんの真っ直ぐで“思い”を伝えようとする青い目は、僕にとって“闇を照らす光”に感じた。
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燐咲 - 宇田川が宇陀川になってます!!!!!!!!!(^^; (2019年3月5日 21時) (レス) id: 4a651571f9 (このIDを非表示/違反報告)
k-l - イゼッタ様 ふっふっふ……よく分かりました(・∀・)ニヤニヤ (2018年10月17日 7時) (レス) id: 59a7fef90e (このIDを非表示/違反報告)
イゼッタ(プロフ) - 作者の好みはクーデレと見た。 (2018年10月17日 0時) (レス) id: 1f346eff48 (このIDを非表示/違反報告)
k-l - 受験勉強辛い…(泣) (2018年10月11日 17時) (レス) id: 59a7fef90e (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2018年9月28日 22時