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春樹「はい」
「ありがとうございます」
春樹「ごめんね、急に2人になんの嫌だった？」
「え？そんな事ないですよ」
春樹「そ、よかった。今日ってこの後予定ある？」
「いや、無いですけど…」
春樹「じゃあこの後2人で映画みにいかない？サークル活動も兼ねてさ」
「あ、いいですね！」
春樹「何観たいー？」
奢ってもらったフラペチーノをストローで吸いながら、上映中の映画を検索する成瀬さんのスマホを覗き込む
春樹「これは？」
「私このシリーズ見たことなくて…話の流れが…」
春樹「そっか、じゃあ別のにしよう」
優しい成瀬さんは、私が観たいのに合わせてくれてスマホでチケットの予約までやってくれた
春樹「じゃあ、いこっか？」
「はーい！」
フラペチーノの容器をゴミ箱に捨てて、2人でスタバを出る
映画館までの道のりは、花音と東条くんの話とかサークルの話とか
今日まで成瀬さんとまともに喋った事はなかったけど、話しやすい人だなって思った
一緒に見た映画は、恋愛ものだけどコメディ要素もあって面白い
2人の間に置いたポップコーンなんて手も付けないくらい映画に集中した
春樹「すごい集中してたね」
「はい、私あぁいう映画結構好きみたいです〜」
春樹「そ、よかったー。この後はどうする？」
「この後は〜…」
んーと首を捻る私の服のポケットでスマホが震える
取り出して確認すると、花音からのLINEが1件と着信が1件
"限界です。もう戻って来て〜(泣)"
そう書かれていて。
「成瀬さん、花音が限界みたいなので私そろそろ花音のところに…」
春樹「あ、そうだね」
「チケット代まで払って貰って…今日奢ってもらってばっかでごめんなさい」
春樹「そこはありがとうがいいな」
「あ…ありがとうございました！じゃあ成瀬さん、花音と東条くんのとこ行きましょ？」
春樹「うん、行くけどさ…」
「？どうかしました？」
春樹「いや、なんでもない。行こっか〜」
サッと私の手を握った成瀬さんは
「え…」
そのまま、
春樹「もしもし東条？いまどこにいるー？」
東条くんに電話しながら私の手を引いて人混みを抜けた
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ぬう(プロフ) - おこめさん» 他の方の作品を盗んだ事はございません。ご不快なようでしたら申し訳ございませんが、こちらの作品ページは閉じて下さいませ。 (2022年7月4日 19時) (
レス) id: e513f955a5 (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - 題名の月下美人、同じ題名で臣くんのお話書かれてる方いらっしゃるのですが大丈夫ですか、、、？ (2022年7月3日 16時) (レス) id: dc9901e6d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬう
| 作成日時：2022年7月1日 23時
