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私は幼い時に母を亡くした
私の頭を撫でる、優しい手が大好きだった。
病気だったから、仕方なかった。
幼いながらにそれをわかっていたから、
病院のベッドの上で、学校行事に来れないからと申し訳なさそうな顔をする母を見るのは、なんだか辛かったのをよく覚えている
そんな母を亡くしたあの日
私は強く生きると誓った
仕事が忙しくて帰りが遅い父に代わって
家のことを全てこなした
父と母と3人で過ごした短い期間
その思い出を残したままの広い家に、ポツンと1人。
取り残された寂しい毎日にも慣れて、
そしてそれが当たり前になって。
いつの間にか寂しさなんて忘れていった
近所のオバさん達によく言われる、
「まだ子供なのに偉いわね」
「こんなに小さいのに可哀想に」
そんな言葉達からは何も感じなかった
私にとっての日常は、学校帰りにスーパーに寄って
帰り着いたら洗濯機回してご飯作って
仕事帰りの父親と2人でご飯を食べる
気付いた時にはそれが当たり前だったから
自分を可哀想だと思った事はない
だって母親は、自分の命が尽きるその時まで私を想ってくれていたから
不自由のない生活を送れているのは
父親が毎日毎日朝早くから仕事に行って、私を1人で育ててくれているから
だから、別に平気だった
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ぬう(プロフ) - おこめさん» 他の方の作品を盗んだ事はございません。ご不快なようでしたら申し訳ございませんが、こちらの作品ページは閉じて下さいませ。 (2022年7月4日 19時) (
レス) id: e513f955a5 (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - 題名の月下美人、同じ題名で臣くんのお話書かれてる方いらっしゃるのですが大丈夫ですか、、、？ (2022年7月3日 16時) (レス) id: dc9901e6d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬう
| 作成日時：2022年7月1日 23時
