2.Prologue K ページ2
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君に初めて出会った時のこと
俺はきっと、一生忘れないんだと思う
15歳の冬
窓の外に雪のチラつく寒い夜だった
母親と2人で暮らすマンションにやってきたのは
優しそうな笑顔のおじさん、そして、
「こんばんは…」
ピンク色した唇が動いて、小さく響いたソプラノ
外をチラつく雪みたいに肌の白い女の子が
口元まで覆っていたマフラーをスッと下ろして、ぎこちない作り笑いをした
その作り笑いに何故か、吸い込まれるように視線を持っていかれて目が離せなかった
そんなこと思ってたなんて知らなかったでしょ?
俺、君が本気で笑ったらどんな顔するんだろうって
あの日初めて出会った夜に
1人でそんなこと、考えてたんだよ
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ぬう(プロフ) - おこめさん» 他の方の作品を盗んだ事はございません。ご不快なようでしたら申し訳ございませんが、こちらの作品ページは閉じて下さいませ。 (2022年7月4日 19時) (レス) id: e513f955a5 (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - 題名の月下美人、同じ題名で臣くんのお話書かれてる方いらっしゃるのですが大丈夫ですか、、、? (2022年7月3日 16時) (レス) id: dc9901e6d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬう | 作成日時:2022年7月1日 23時