今日:244 hit、昨日:225 hit、合計:92,860 hit
小｜中｜大
1.Prologue ページ1
.
君に初めて出会った日のことは
今でもまだはっきり覚えてる
ハタチになったばかりの冬
雪の舞う寒い夜だった
凍りついた空気が鼻を抜けて肺に入る
それを少しでも防ごうとマフラーを口元まで上げた
冷え切った空気とは裏腹に
私の少し前を歩く父親の背中は嬉しそうだった
連れられて訪れた、ありきたりなマンション
父がチャイムを押すと、出てきたのは小柄な女性
クシュっと目尻を細めて笑う優しい顔
その女性に言われるがまま、父の背中を追って扉の向こうの部屋に。
そこにポツンといた男の子
ソファから立ち上がって、ペコっと小さく頭を下げた君
まだ幼さの残る顔にはアンバランスな程、スッと澄んだ目はしっかりと力強く私を捕らえた
君の放つ独特な空気感
それに何もかも見透かされてしまいそうな
妙な緊張感と大人っぽさを覚えた
そんな事考えてたなんて、気付いてなかったよね？
それが、君に初めて出会った日の話。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 511人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぬう(プロフ) - おこめさん» 他の方の作品を盗んだ事はございません。ご不快なようでしたら申し訳ございませんが、こちらの作品ページは閉じて下さいませ。 (2022年7月4日 19時) (
レス) id: e513f955a5 (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - 題名の月下美人、同じ題名で臣くんのお話書かれてる方いらっしゃるのですが大丈夫ですか、、、？ (2022年7月3日 16時) (レス) id: dc9901e6d9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぬう
| 作成日時：2022年7月1日 23時
