月下美人

46. ページ46

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ドキドキして吐きそうになりながらも、
平然を装ってデートに誘った

"わかった"

少し静かな声でそう言ったA

よかった…
俺、断られたらどうしようかと…

はやる気持ちを抑えて電話を切ったけど、オーディションとかデートとかもう、
色々嬉しすぎて落ち着かない


北人「アドレナリン…」

俺を見ながらそう呟いた可愛い顔の彼も、オーディションに受かった1人


『！？俺やばい？』

北人「すごいニヤけてるね」

独特なイントネーションで喋る彼と、

陸「やば…俺、俺も…」

俺と同じくらい興奮しているもう1人の合格者


のちに俺たちは3人で歌い続ける"相棒"になったわけだ。


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