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「壱馬なんかいる？」
『別に…』
「…ねぇ」
『なに』
「お父さんとお義母さんの前でその態度はやめようよ」
『るせぇ…』
「反抗期？」
『Aのせいじゃん。俺嫌って言ったのに』
「やっぱそれで不機嫌だったんだ？わかりやすいね」
『は？』
「わかりやすくて可愛いとこあるね。壱馬っておこちゃま！」
『うるせぇババア』
「誰がババアだまだ21だぞ！！」
『ははっ！ごめん。思ってないよ』
久々に目を細めて笑った壱馬に、なんだかすごくホッとする
最近はずっと、疲れた顔か寂しげな顔しか見てなかったから。
コンビニでお茶4本買って、なんとなくチョコとかもカゴに放り込んでみる
お父さんがさっき渡してくれたお金でお会計してコンビニを出たら
何も言わずに私から荷物をスッと取って目を合わせるように微笑んだ壱馬
あ…前にもあったなこんな事…
壱馬に好きって言われる前だ…
勝手にいなくなってしまったと思い込んでた
"弟"としての壱馬はちゃんとそこにいるんだ
「…壱馬」
『ん？』
「たまにはウチに遊びにおいでね」
『たまにしかだめなの？』
クスクス笑う壱馬にさっきまでの不機嫌さはなくなっていた
「暇なの？」
『忙しいわ。必死なんでね。』
ニヤッと笑う彼は、私の気付かないうちにまた少し大人になっていた
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ぬう(プロフ) - おこめさん» 他の方の作品を盗んだ事はございません。ご不快なようでしたら申し訳ございませんが、こちらの作品ページは閉じて下さいませ。 (2022年7月4日 19時) (
レス) id: e513f955a5 (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - 題名の月下美人、同じ題名で臣くんのお話書かれてる方いらっしゃるのですが大丈夫ですか、、、？ (2022年7月3日 16時) (レス) id: dc9901e6d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬう
| 作成日時：2022年7月1日 23時
