検索窓
今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:215,775 hit

. ページ47

sk side


ru「ね、びっくりした?」

どこまでも無邪気に、キャハキャハと笑いながら言うラウール。K氏はそれとは対照的に、今にも血管が切れそうな顔でわなわなと震える。
しかし、サプライズはこれだけではないのだ。


ru「あとね、怪盗Snowから皆さんに、もう一つプレゼントを預かってるんです。こちらのスクリーンをご覧ください!」

指し示されたスクリーンにまず大写しになったのは、例のペンダントの本来の持ち主である少数民族の映像。
ペンダントがどれだけ大切なものなのか熱弁し、涙を流して返してくれと懇願する彼らの姿はあまりに痛ましかった。

これは阿部ちゃんがコンタクトを取って送ってもらったらしい。
現地の言葉も分からない中、阿部ちゃんにしか出来なかった仕事だと思う。


ru「えー?!K様、こんな酷いことしてたなんてー!」

ラウールがいかにもな棒読みで煽るけれど、そんなことするまでもなく、観客のK氏を見る眼差しは明らかにさっきと違っている。


『こんなの嘘っぱちだ!』
ru「…まだ言い訳するつもりですか?じゃあこれは?」

往生際の悪いK氏に機嫌を悪くしたのか、ラウールの声色が急に冷たくなる。
そして、次に映し出されたのは、使用人にきついパワハラをかますK氏の姿だった。
こちらは怒鳴られついでに翔太がこっそり撮影していたものだ。


ru「もうお認めになったらどうですか?今まで金と権力に託けて沢山の人間を傷つけてきたって」

そんなトドメの一言に、K氏はもはや項垂れるしかなかった。

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (246 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
756人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 雪男 , 怪盗   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:わかめ | 作成日時:2020年10月2日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。