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#9 ページ13

『当たり前の…こと?』





「あぁ。…それがどうかしたか?」





彼はマリアが渡した毛布を簡単に畳みながら、近くの部屋へと入っていった。




『(ジャック、優しすぎでしょ。
やっぱり、そんな紳士なところに私は惹かれたんだ。)』

少しだけ気恥しくなって赤くなった顔、見られてませんように。



部屋に入っていった彼の後ろ姿を見ながら、私の心はジャックのせいで落ち着かない。



────マリアは気を取り直すと、



『ううん!大丈夫!何でもないよ。ただ……ジャックってやっぱり優しいなって。』



ふっと、彼が後ろを振り向く。



『ふふっ、ありがとねっ』



そう言って、マリアはジャックにぎゅっと抱きついた。


「おっ、、」


ジャックはちょっとだけそんなマリアにびっくりした様子だった。だがその瞬間、ふっと彼の目から色が消えたかと思うと、マリアの唇は既に彼に奪われていた。



『んっ、、!?っジャック!?』



うっ、息ができなくて苦しい…


『まだ…っ、お昼だよ…』


そんな私の声で我に返ったのか、


「ごめんな、つい…」


と、困り笑いした。


『ううん、全然いいの。だけど、続きは…』


「今日の夜に、だろ、?」


口角をあげて彼が笑う。





もっと、彼のことを知りたいと思った。



彼も、私のことを知りたいと思ってくれているのかな。






────今日の夜は、私たちにとって忘れられない夜になったことは、言うまでもなかったのであった────。

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ぷりん(プロフ) - こんばんは! とても面白いので是非更新頑張ってください!!応援してます^_^ (2020年2月8日 22時) (レス) id: e42d8623cd (このIDを非表示/違反報告)
sakura(プロフ) - さらさん» さら様コメントありがとうございます!更新亀速度ですが見守ってやって頂けると嬉しいです!今必死にストーリー考えてます笑 (2018年5月10日 0時) (レス) id: fb27786827 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして!凄く面白いです!続き楽しみにしてます!頑張って下さい! (2018年5月8日 11時) (レス) id: 6858dbe52c (このIDを非表示/違反報告)
sakura(プロフ) - monicaさん» monica様(≧∇≦)コメントありがとうございます!!ゆるゆるとした更新ですがこれからも見守ってやって頂けると本当に嬉しいですヾ(*´∀`*)ノ (2018年2月13日 0時) (レス) id: 27f62fb8c2 (このIDを非表示/違反報告)
monica - 凄く面白いです!頑張ってください! (2018年2月3日 23時) (レス) id: 86b5e7a233 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:°sakura。 | 作成日時:2017年12月20日 22時

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