わたしたちの休み時間

まずは見た目から ページ7

『お、おはよう北斗！』

北「…。」

『黙らないで！せめて笑って！！』




眉間にしわを寄せて、
怪訝な顔でこっちをただ見てる北斗。

原因は何かというと




北「なんでそんな無謀なことしようと思ったのか。」

『無謀？！私が化粧に挑戦するのが無謀だと仰るのか！』

北「だって似合ってないし。」




今朝してみた化粧に失敗したのだ。

おかしいな。
昨日の夜練習したときはもうちょっとうまくいったのに。


濃く太く引きすぎたアイラインをもう一度手鏡で確認して
ガックリと肩を落とした。



そもそもなんで私が化粧に挑戦したのかと言えば原因は北斗なのに！




うそうそ。

原因は私に魅力がないからです、はい。



昨夜考えに考え抜いた末、

こんなに毎日好きだと伝えても
一向に北斗に振り向いてもらえないのは、
私のビジュアルに大きな問題があるからなのでは…！


という答えに行き着き、
いそいそと練習してみたのだ。



それを今朝実行に移したのだけど…




『…そんなにだめ？』

北「だめ。もうしない方がいいよ。」

『え、それはつまりすっぴんが可愛いって「なに言ってんの？」』




なんでもないでーす。




『ねぇ北斗、好き。』

北「お前とりあえずそれ言えばいいと思ってるだろ。」

『私は毎回本気なんですけど？！』

北「それもそれでやだ。」

アドバイザージェシー→←無視はいくない。

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