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ご機嫌ななめなほくにゃん ページ14

『ほくと氏〜。』

北「何、そのばかなしゃべり方。」

『ひどくない?全然ばかじゃないよこれ。
ニュースとかでも敬称として使われるじゃん。』

北「その発想がもうばか。」

『でもほっくんのばかは照れ隠しだもんね。
大丈夫!私わかってるよ!』

北「だからそのおかしな設定「Aちゃーん、また先輩呼んでるよー。」」

『んえ?』




教室の後ろのドアには、この間の阿部先輩が片手を挙げてて。

どうしたんだろう。
今日は委員会ないのに。


ちょっと行ってくるね、と席から立ち上がると

なぜか少しムッとしてるほくたんに見上げられた。





か わ い す ぎ て つ ら い




『ねぇ抱き締めてもいい?』

北「ばかじゃないの?」

『もーう恥ずかしがり屋さんめ!そんな北斗も好きだけどね!』




北「…なら行くことないじゃん。」


『へ?なんか言った?』

北「耳までおかしくなったの?頭だけじゃなくて?早くあっち行けば?」

『今日当たり強いな!』


「Aちゃん、今大丈夫?」

『大丈夫じゃない!ほくにゃんったらなんかご機嫌ななめ…あれ、先輩?』

「ごめん、忙しかった?」

『いや、忙しいかって聞かれたらそういうわけじゃ…

って、ごめんなさい!お待たせしてしまってたんでした!』

「ううん、これ渡しに来ただけだから。」




手を出して、と言われて差し出した両手に乗ったのは
小さくてかわいらしい包みの、




「おみやげ。週末家族で出かけたから。よかったら食べて。」

『お菓子だ!先輩ありがとうー!!』

「ふふ、じゃあね。」

『はーい!』




爽やかに手を振って去って行く阿部先輩まじ好青年…。

お菓子くれるなんて、なんていい人なんだろう。



そんな先輩に手を振り返して、

立ってた席にもう一度座った。



ら、




『わっ、なあにその顔。めちゃくちゃ怒ってるじゃん。なんかあった?』

北「餌付けされてんじゃねぇよ。」

『ん?餌付け?なにが?
あ、これ先輩からもらったから一緒に食べようね。』

北「はぁ…。いらない。」

『あれ?甘いの嫌いだっけ。』

北「別に、そうじゃないけど…」

『ならせっかくだから食べようよ。はい、あーん。』

北「なっ、やめ…むぐっ!」

人類にとっては小さな一歩だが→←なんでそもそも、



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綾鷹(プロフ) - ぽーちゃんさん» なんと…!嬉しい…!(;;)ありがとうございます!これからも楽しんで頂けるように頑張ります! (2019年7月16日 14時) (レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
ぽーちゃん(プロフ) - 本当に最高な作品です!もう数えきれないほど見返してしまいました笑これからも頑張ってください♪ (2019年7月15日 21時) (レス) id: b606000529 (このIDを非表示/違反報告)
綾鷹(プロフ) - すずかすてらさん» こちらこそご希望に沿えずにごめんなさい…。こんな拙い話を読んでくださってありがとうございます、これからも頑張ります! (2019年5月12日 22時) (レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
綾鷹(プロフ) - なべほくさん» ありがとうございます!更新を喜んで頂けるの嬉しい…!(;;)できるだけ早く続編を上げられるよう頑張ります! (2019年5月12日 22時) (レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
綾鷹(プロフ) - 美香さん» 前回更新日を確認してちょっと慌てました(笑)いつも読んでくださってありがとうございます!なんて嬉しいお言葉…!続編も好きになって頂けるよう頑張ります!! (2019年5月12日 22時) (レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綾鷹 | 作成日時:2019年2月28日 18時

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