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ぽかぽかと
やわらい風が吹く
桜の季節が終わり



ジリジリと
暑い日差しに
汗ばむ季節がやってきた。







駅のホームには
少しぬるい風が吹き抜けて
私の制服のスカートを
ふわりと、イタズラになびかせる。








拝啓、だいすきなあなた。







あなたは
あの日のことを覚えていますか?







あの日、私はあなたに恋をしました。







だけど、



あなたの名前を
私は知らない…



あなたが何歳かなんて
もっと知らない…







それでも
私の心は一瞬で
フワフワとあたたかい春の風に
優しく包まれました。







きっと、私のことなんて
あなたは知らないでしょう。







だから、今日も私は…



あなたをそっと近くで見つめるだけ。







“ 白線の内側までお下がりください ”の
アナウンスが聞こえたら…



ここは、あなたと私の世界に変わる。




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黄色ジャスミン - 更新がんばってください! (2018年10月19日 9時) (レス) id: 9755a278a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小島美奈 | 作成日時:2017年6月11日 14時

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