純粋ちゃんと年上キラー3 [JM]

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たぁー
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"…今、Aちゃんの中に僕はいる？"



昼間、先輩が呟いた言葉。
どうゆうことだろう。

いや、意味は分かるけど。
ただ答えるだけだったら簡単だ。

そんなの即答でいるって答えられる。
むしろ、先輩が私の中にいるから、こんなにややこしくなってるんだ。


でも、先輩はどうゆうつもりでこんなことを私に質問してきたんだろう。

ググが自分の家に帰ってから、ずっとそのことだけを考える。ぐるぐる思考を回しても、一向に答えが見つからない。


…てかそんなことより、もう先輩と話せないな。
………………あれ？結構ヤバイよそれ。

人生最大のやらかしを行い、
先輩に怒られて、
ジョングクに慰められて、
いまジミン先輩のことを考えて。

気づかなかったけど、もうこれって先輩に失恋したのも当然なんじゃ……

え？？？




さっきまで必死に頭を悩ませていたのに、急に目の前がぼやける。
…ああ、さっきあんなに泣いたのに。

バカじゃん、絶対泣くタイミング遅すぎだろ。
さっき泣いてたのは、先輩への失恋を自覚したんじゃなくて、ジョングクに安心して泣いてたんだ。


ポロポロと大粒の涙が出てくる。
１人だから声は出ずに、でも抑えず、ただただ涙を流す。



しばらくして落ち着いてくると、テンパって見えてなかった状況がしっかり把握出来るようになる。

あのあと先輩はどうなったとか、
ユナやテヒョン先輩はとか、
荷物も持って帰って来てないし、

結構最悪なことしてる。
周りに迷惑かけてるーって自己嫌悪感に陥ってたくせに、
迷惑かけすぎてもは一周回ってため息が出てしまう。

でもまだユナがいて良かった。
これでただの友達とかだったら終わってた。申し訳なさすぎる。




…連絡。
そういえばスマホ見てなかった。






わぁ。
リビングに忘れられていたスマホを開くと、
テヒョン先輩とユナからの連絡で埋め尽くされていた。
…やっぱり。ジミン先輩から来てない。
来ないって分かりきったことなのに、少し期待をしていた。

落ち込んでたってしょうがない。
沢山泣いたんだから、早く2人に謝らなきゃ。

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