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「…………あんたね、呑気にグクと帰りやがって…」

「ご、ごめん。」

「いっとくけどね?!昨日のジミン先輩大変だったんだから!!」

「い、一体どんなふうに……」


「まず、あんたを探しに行ったのに1人で帰ってくるわ。
なんか落ち込んでるわ。
Aはグクといるらしいし。
Aの名前を出すとイラつきはじめるし!!

テヒョン先輩とぷるぷるしながら帰って……帰りの雰囲気はヤバかった。先輩ガチで怒ってるし……。」



「A、これは謝らないと………」

「う、うん。」


なんか、先輩の性格が分かった気がする。
とても優しくて、大人だと思ってた。私とは違うって。

でも、先輩も傷つくんだな。怖いけど、謝らなきゃ。



「あっれー?!ユナちゃんじゃん!あ、グクとAちゃんもいるー!!」


ちーん。
はやい、はやすぎです。
この声が聞こえた途端、皆白目むきました。

「こんにちは、、、、先輩。」

「昨日ぶりだね!Aちゃんあのあと大丈夫だった?」

「はい、すみません、、昨日は迷惑をかけてしまって…」

「全然大丈夫!!良かったよ、無事で!」

「…………あの、」

「Aちゃんこんには。」

「…え?え、あ、こ、こんにちは!!!」

「ふふ、グクと帰れたみたいだね、良かった。」

「いえ…!!」

「ごめんね、昨日は。ほんとジョングガが来て良かったよ。」

「あ、いえ…こちらこそ、ごめんなさい。」

「うん、じゃあね。」


いつもの笑みを浮かべ、スタスタ去っていく先輩。

「あっもうジミナ!!また後でねー!」





「あ、あれ、、、なんか思ってたのと違う。」

「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」」

「え、え、どうしたの。」

一斉に突っ伏して大げさすぎるため息をこぼす2人。
シンクロしすぎて。なんだかんだいって仲いいな。


「いや、ジミニヒョン、あれはない。」

「うん、流石に………」


でも、やっぱ様子が違った。
笑ってる筈なのに、表情が固かった。
……も、もしかして………
無理して笑ってた…?


「…………き、嫌われた。」

「は?」



分かっていたけど、やっぱり目の当たりにされると辛い。
目の前が真っ白で、もうどうすればいいのか分からない。

昨日あれだけ整理したのに。

好きな人に嫌われるというのは、それほどショックなことなんだと、この歳にして初めて知った。

いや、好きな人に嫌われるってそうそうないな。
聞いた事ない。

あれ、でも…


「これでいいのか…?」

「は?」

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作者名:たぁー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TAA00/  
作成日時:2023年2月15日 0時

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