お願い ページ3
A「…え？」
？「君が俺を呼び出したんだろ？」
A「よ、呼び出した？」
？「君が持ってるその本を通じて俺は呼び出されたの」
A「で、でも私呼んでませ…」
？「君が「死にたい」ってお願いしたでしょ？この本にお願いするとこうなるシステムなの」
『お願い』？
って事は…
おそ「この上級レジェンド悪魔おそ松が君の望み、叶えてあげるよ」
A「ぃ、いや…死にたくなんてない…！取り消して…！」
おそ「残念〜、取り消しはできないの♪」
A「やめて、来ないで…！」
おそ「見れば見るほど美人だね〜、絶対心臓美味しいよ。あーっ！俺、お願いじゃなくても普通に心臓が食べたい！」
に、逃げなきゃ…！！
私は図書室を飛び出して学校を抜ける。
どこに逃げたらいいの？！
おそ「置いていくなんて酷いなぁ、ご主人様♪」
おそ松とかいう悪魔はこちらに向かってドス黒い笑顔を向けて飛んでくる。
あ、悪魔！そう、悪魔だ！！って事は…教会に行けば良いんだ！
私は足を教会に向けた。
おそ「なかなかわかってんじゃん。でもね、俺は上級悪魔の中のレジェンド。魔界の王子。教会の結界なんてシャボン玉と一緒だし」
＿＿＿＿＿＿
勢い良く教会の扉を開いて叫ぶ
A「カラ松様！カラ松神父様！！」
教会は静まりかえったままだった。
どうしてこんなときにかぎって…！
おそ「見つけた♪」
A「何で教会の中に…」
おそ「へぇ、悪魔が教会に入れないの知ってるんだ。誰に教えてもらったの？」
と、言いながらジリジリと距離を縮める。
A「……カラ松神父様」
おそ「は？カラ松？」
するとドンッというものすごい物音と共におそ松の翼を突き抜けたのは小さな十字架だった。
おそ松は振り返らないまま返事をした。
おそ「久しぶりじゃん、カラ松」
カラ「何しに来たんだ。お前はここにお呼びじゃないぞ」
おそ「ご主人様がここにいるからさぁ。約束果たすまで俺魔界にかえr…」
カラ「それ以上話すな。ここは教会だ。悪魔の来るとこじゃあないぜ」
おそ「お前強くなったなぁ。息苦しくなるよ、そのオーラ。さすが俺のおとu…」
ヒュッ
また小さな十字架が飛んできた
おそ「おっと」
カラ「今すぐ出ていけ」
おそ「あーあー、そんなことしたら俺泣いちゃうよ？ま、いいや。A、また迎えに来るから」
そういって教会から立ち去っていった
A「何で名前…」
カラ「おい、A」
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作者名：松野 如斗松 | 作成日時：2016年9月5日 7時
