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古い本 ページ2
赤塚高校二年生。
真白Aです。
私は今、図書室に居ます。
なんだかとても古い本を見つけてそれを見ているところです。
図書室には一人だけしかいなくて、だいたい木曜日の図書委員はサボるのでいつも一人。
なんだか一人だけの世界に居るみたい。もしも死んじゃったらこんな感じなのかな…。
勉強も運動もスタイルも褒められて生きてきた。
＿＿でもそんなのつまらない 嬉しくない。
それならいっそのこと…
A「…死にたい」
独り言を言ったとたんに本から渦が出てきて、私は体を縮めて目をつぶっていた。
強い風に押し倒されそうになったときフッと手に冷たさを感じた。
すると風もおさまってそっと目を開けるとそこにいたのは
…紛れもない悪魔だった。
＿＿悪魔？ううん、そんなもの存在しない＿
？「お嬢さん大丈夫？」
にっこり笑う青年はこう付け足した。
？「悪魔は存在するよ」
思ってただけなのに何で分かるの？！
私は無言で固まる。
？「そりゃあ、悪魔だからね。で、お嬢さん」
よっこらしょと立ち上がる
？「…じゃなくて、ご主人様」
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作者名：松野 如斗松 | 作成日時：2016年9月5日 7時
