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『SERVAMP』とプリントしてあるジャージの袖に手を通し、チャックを締める。
「クロー！行くぞー！」
玄関から真昼が呼びかけてくる。
俺は机の上に置いてある黒いリングを通したネックレスをかけた。
『これね、クロが私をお嫁さんにしてくれるときに返してね！それまで持ってて！』
彼女が約束のときにくれたリング。黒ベースで所々に細かく空色の宝石が組み込まれている。5歳の少女が一体どこからこんな物を…。
正直、5歳の時に約束したことをまだ守っているなんて馬鹿なんじゃないかと思われても仕方ないと思う。俺だって偶に思うけど、でも、いつか彼女と再会した時に…彼女が約束を忘れていても…このリングを返そうと思っている。
その時は、本当に彼女を嫁にもらう時か…それとも約束をただの子供のお遊びと気づく時か…。
もしかしたら、一生このまま俺が持っているかもしれない。
まあ、それでもいいだろう…。
玄関の扉を開けると、ふわっとまだ冷たい春風が俺の横を吹き抜けていった。
ーーーーー
俺はサーヴァンプ学園の生徒でこの春から2年生。
部活はバレー部に入っていてポジションはセッターだ。俺たちの代から力をつけ始め、今ではかなり名の知れた強豪校。
小さい頃から親の影響でプレーしてて、真昼ともよく練習していた。
屋敷に住んでいる奴らもほとんど選手で高校に入ってやっと一緒のチームでプレーできるようになった。
俺がバレーを続けている理由にも彼女が関わっている。
『手から離れてるのに、ボールを操ってるみたいだね！クロってもしかして魔法使い？』
彼女は俺のトスを見ていつもそう言っていた。大げさだろなんて思っていたが、彼女の楽しそうな顔を見ていると、どうでもよくなった。
俺、彼女に影響されすぎだろ…。
「向き合えねぇー…」
「はぁ？どうでもいいけど早く行くぞ！」
俺と真昼は学校までの道のりを走った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
猫系セッターって…((
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星歌(プロフ) - 十九 雷音さん» あっ！！すみません！今まで全然気づかなかった…Σ（ﾟдﾟlll）ご指摘ありがとうございます！また更新する時に訂正させていただきます…！ (2018年3月20日 22時) (
レス) id: 6ef3acf862 (このIDを非表示/違反報告)
星歌(プロフ) - 十九 雷音さん» 十九様、コメントありがとうございます！！お、おおおお…もったいなきお言葉！連載したいのはやまやまなのですが、4月から忙しくなりそうなので……難しくなりそうかと……すみません…！！でも、やれる限り頑張ります！！ (2018年3月20日 22時) (レス) id: 6ef3acf862 (このIDを非表示/違反報告)
十九 雷音(プロフ) - 連投で失礼致します。ロミジュリで一つだけ気になったのですが、「キュピレット」ではなく「キャピュレット」だったかと……(^^; (2018年3月20日 12時) (レス) id: 4c772ef18e (このIDを非表示/違反報告)
十九 雷音(プロフ) - クロと彼女に引き続き、 コメント失礼致します！星歌様の他のいろんな作品読みたくて、いろいろ巡らせていただいています！まだはじめの方しか見ていないのに既に好きになっています！！どれか一つでも連載されることを願いながら、応援させていただきます！！！ (2018年3月20日 12時) (レス) id: 4c772ef18e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星歌 | 作成日時：2017年5月17日 20時
