お願いだから...俺を見て下さい！ ページ31
〜狩屋side〜
その日、俺は霧野センパイの病院に向かっていた
今日はどんな事が出来るかな...
その時だった
ノソ...
人影...？でもピンクの髪に翡翠の目って言う事は...
「霧野センパイ！？」
霧野センパイらしき人物が振り向く
ああ、霧野センパイだ
どこもかしこも傷だらけ
しかも裸足だ
ぎゅっ
思わず俺は霧野センパイを抱きしめていた
「どうしたんですか...傷だらけですよ...」
俺が抱きしめれば抱きしめる程、霧野センパイは抵抗した
なんで？
一時期はあんなに近くにいたのに
「ごめん狩屋...俺神童の所に行かなきゃいけないんだ...だから、離してくれ」
霧野センパイの口から『神童』の文字が出て来た時俺はカッとなった
なんで？なんでなんだよ？
霧野センパイは俺よりもセンパイを裏切った神童を選ぶのか？
「なんでッッなんで今更なんですかッッ！？あいつは...殺人鬼ですよ！？」
叫んでいた
夜中の街道に俺の声がエコーする
「狩屋...」
センパイの哀しい顔、見たくねぇよ
頼むから...居てくれよ
俺の傍に居ろよ...
「なんでッッ！？何でいつも神童なんですか！？頼むから俺を見て下さいよ！！俺はずっと待ちつづけt「chu」...！？」
霧野センパイが軽くそっとキスをする
俺は何にも言えなかった
「必ず戻ってくるから」
.............！！
「だから今はただ行かせてくれ...ごめん狩屋」
俺は驚いたまま霧野センパイを見つめていた
そして闇の中に姿を消した
なんで皆、俺を独りにすんだよ...
父さんも、母さんも...センパイまで...！！
そうだ、いつも幸せを持っていくのは神童だ
必ず霧野センパイを奪い返してやる
絶対あの二人の仲を壊して俺が霧野センパイを手に入れてやる
センパイ俺を見て下さいよ....
温かいぬくもりにまた触れた→←アイツ等の仲が壊れないのなら...
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apple(プロフ) - すごい！！とても、味の深い作品ですね！！！いつか、私もこんなのが、書きたいです。これからも、よろしくおねがいいたしますっ！！！！！ (2013年2月22日 22時) (
レス) id: 1627637f8c (このIDを非表示/違反報告)
霧屋裕虹(プロフ) - 続編みたいです☆ (2013年2月4日 19時) (レス) id: 2092826e37 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 皆様、リクありがとうございます！！早速出しますんでコメ、評価よろしくおねがいしますm(__)m (2013年2月4日 19時) (レス) id: f0cb449c32 (このIDを非表示/違反報告)
彩花@(プロフ) - 続編 待ってます(=ﾟωﾟ)ﾉ！！ (2013年2月3日 22時) (レス) id: e3aef47e06 (このIDを非表示/違反報告)
みんと(プロフ) - 私も見たいです！続編！ (2013年2月3日 22時) (レス) id: 702b37790c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霧音レイン | 作成日時：2013年1月25日 18時
