誘い ページ22
月がぼんやり滲んで東京の空に浮かんでいる。
チャンミン
あなたが居るソウルからは同じ月が見えているのかな。
華やかで競争の激しい芸能界に生きるあなたと
こんな小さなアパートで暮らすただのＯＬの私じゃ
見えている世界は同じはずなのに
あなたと私は全く違うものを見ているみたい。
神谷「・・・今日、飲み過ぎじゃない？」
A「いいの！貸して！」
神谷くんがどけようとしたワインボトルをひったくってまた並々注ぐ私に呆れ顔。
でもなにも言わずにずっと付き合ってくれた。
離婚した晩ぐらい
飲み過ぎたっていいじゃない。
飲んで酔ったら、少しはあの人のこと忘れられるかも知れない。
神谷「風邪ひくよ、Aさん！おーい！」
机に突っ伏して寝てしまった私の肩を小さく揺する。
神谷「・・ったく。こんな無防備な顔して。」
私の頬をぎゅっとつねってふて腐れているみたい。
神谷「寒いからベッドで寝なよ、Aさーん！」
意識が飛びそうな私は神谷くんの腕をうっとうしそうにどかそうとする。
A「ここで寝る・・・」
神谷「Aさん！」
A「・・・もう歩けない・・」
神谷「ったくもう・・・」
よろける私を支えながらベッドに運んでくれる。
ドサッと下ろされた拍子に神谷くんも一緒にベッドに倒れ込んだ。
神谷「・・・・。」
真上から見下ろす彼の真剣な顔。
神谷「そんな誘われたら、抱いちゃうよ？」
A「・・・誘ってないよ。」
神谷「・・・今俺がキスしたら、抵抗する？」
A「・・・・。」
私の髪をさらっと掴んで口元で噛む。
神谷「だって弱ってるAさんが目の前に居て
そのAさんを忘れられない俺が居て、
こんな絶好の機会なんかないでしょ？」
ニッと口角を上げて笑う。
酔ったせいで視界がグラグラ揺れている。
軽い眩暈と高揚感。
神谷くんの言う通り、弱り切っている私。
神谷「全部忘れさせてあげる。」
優しい唇が近づいてきたその時
私は全身の力を抜いた。
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なお(プロフ) - satoさん» お久しぶりです！すっかりあの作者は今状態になっていますが…私は元気です笑 satoさんお身体大丈夫ですか？ ゆっくりでもここに戻って来れるということはまたチャンミンにパワーをもらえると思うので、妄想ですが、癒しの効果ってありますよね♪ (2018年1月8日 22時) (
レス) id: 39eb0052e1 (このIDを非表示/違反報告)
sato(プロフ) - なおさん…お元気ですか？お久しぶりです。色々あって、心も身体も元気になって帰ってきました(*^^*)かなり…時間があいてしまって(^_^;)これからよろしくお願いします。なおさんもお身体に気をつけて下さいね☆ (2018年1月7日 18時) (レス) id: 0a72cb686a (このIDを非表示/違反報告)
Splash(プロフ) - 続き、神谷も最低だけど弱ってるからって一瞬でもふらついたﾋﾛｲﾝも嫌。 (2017年8月28日 3時) (携帯から) (レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
Splash(プロフ) - 神谷最低だと思います。 (2017年8月28日 3時) (携帯から) (レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
shine(プロフ) - なおさん、もちろんですよ（≧∇≦）こちらこそです。ひょっこりお待ちしてます(^_-) (2015年10月1日 23時) (レス) id: 9ab110f08c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
x他1人 | 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2015年2月23日 22時
